Apple pencil が塗り替える世界、終わりの始まり

こんにちわ


またしばらくぶりにblogを書いています。

前回、macbook12(2015)のお話をしましたが、その時に感じていた続きになります。



前回の話の中では、下記の事項を記載しました。

    1. USB typeCは電源から何からを1つの規格にまとめる素晴らしく強引なアイデア
    2. iOSという形でアプリが醸成する環境を手に入れたがMacOSXに仕組みをうまくコピーしたことで「Macにはソフトが無い」を解決した
    3. Retinaの存在が紙の要らない世界を塗り替えるキッカケとなりうる
    4. Windowsのソフト的な存在理由がEXCELPowerPointと一部のニッチ自由だけになりつつある
    5. その中の一部のほとんどを占めるのがキャンバスに対して何かする、というアクション

    さて、皆様ご周知のとおり、この10月にiPadProなるものが登場してきます。その中でも革命的な商品「Apple Pencil」が今回一番着目すべきポイントではないでしょうか。

    使用イメージの画像を拝借

    単純に普通に思いつくアイデアを洗練して魅力的な商品にする、というヒト時代前の日本の製品の作り方のような形で出してきているこの商品、実は結構ポイントが高いと思っており、これ1本で世界を変える可能性があります。

    先ほど、Windowsに残された「キャンバス」に関係する世界、これを「iOSというアプリの安い環境で構築するシステム」がiPadPro+ApplePncilです。

    つまり、もうIllustratorPhotoShopPainterも要らないのです。

    絵を描くのにWacomタブレットも必要ありません。本当の意味で紙のようにデジタルデータを取り扱え、高くても数千円のアプリを買うだけで「キャンバスに対して何かする」というシステムが手に入ります。10万そこらで。

    Wacomタブレットでこの大きさのものを購入し、ソフトを購入し、PCやモニタを揃える、またはSurfaceを手に入れる、そんな必要はありません。これは革命です。

    しかも最後に出力されるデータはTIFFだったりPDFなわけですから、DTP(印刷)の類との相性も良い。これは凄まじい革命です。
    残されたニッチな分野まで奪いに来ています。

    後は・・・、PowerPointも使えるんですよね?だったらWindowsEXCELと基幹系または勘定系のイントラシステム周りを仕事で使うだけのマシンになってもらいましょう。

    おそらくこのiPadPro+ApplePencilの登場は、一般の人の「絵」または「CAD」に関連するクリエイティブ活動を刺激し、興味を持つ人の裾野を広げ、それは例えばコミケを刺激したり、3Dプリンタを刺激したり、さらには写真をアートで触ることや絵をそのもの書いたり刺繍の下絵を描いたり、といった色々なキャンバス関連の世界に浸透し、塗り替えていくでしょう。
    そういう意味で、もしかしたら、もう MacOSXって要らなくなるのかもしれません。Windowsも要らない、つまりもうパソコンなんてのも要らない、そんな世界はすぐそこです。

    数年後、私たちの周りはどうなっちゃうんでしょうね。