病院日和で感じる求めすぎるサービスレベルの麻痺感
お久しぶりです。
正月以来ですかね、更新。
どうしてまた急にここを更新するのかって言うと、実は生まれて初めて外科の手術っていうのを経験して、ベッドの上で腐っているからです(笑)
通常であればこの時期に各地に出向いて散歩して、美味しいものを食べて、バードウォッチングも楽しんで、と、まさにアクティブシーズン。
それを、今年は事もあろうに左足で蹴つまずいて左膝小僧から着地、その際にかばった右の手首の骨も折ったり欠けたりとやってしまい、ロッキングプレートを埋め込む事態に。
膝小僧の方は、下半分がお煎餅のアウトレットのようにバラバラに。
Apple watch S4を買っ2日後に、転倒をすると言うなんともドラマチックな出来事も経験致しました。
ちなみに65歳以下であるわたくしの、Apple Watchの設定では転倒判断がデフォルトでオフになっていまして、緊急画面は出てきませんて、というか、出る前に直ぐに嫁さんにウォッチから電話しましたわ。
何せ自力で立とうにも左膝より下に力が全く入らない上に膝小僧辺りが凹んでる、対角線上にある右手で床を押そうにも力が入らないので自力で起き上がれない、そんな状況でした。
嫁さんの判断で直ぐさま救急車。
もちろん生まれて初めて乗りましたよ。
そんなこんなで入院生活が始まったわけです。
で、既に3週間目に差し掛かるわけで、途中病棟移ったりしながら、看護師さん、男女合わせて30数名を観てて思ったサービスのレベルをメモしておきます。
前提条件:
1、利き手が思うように使えず、ものを掴めない、掴みにくい。
2、足が曲がらないまたは曲がりにくく、更に起き上がりにくいため、左手で視界にないお皿からスプーンで掬って食べる、または、リハビリ中。
確認していった事:
1、来てくれた時、部屋のカーテンをちゃんと締めてくれるか
2、薬や絆創膏、その他包帯など、ナースコールをしない際にお願いした事を次のターンまでに必ずやってくれるか、または相方に引き継がれているか
3、リハビリ中でも、食事のラップを取りますか?と声を掛けてくれたり、剥がしてくれたりするか、気にして声をかけるか。
4、言葉の口調、サデスティックか、赤ちゃん言葉か、優しい大人の感じか
5、医師に伝わるか。痛み止めが切れるし痛いのが変わらないので次の薬が確保してもらえるか、いなか
6、手術前ではトイレに行く際にはナースコールで左足をベッドから降ろしてもらう必要があったんだが、足が床に着くまで持ってて欲しいそうでなく途中で離されると激痛なんです、と伝えた後、次の2度目のナースコールで来てくれた際にそれを覚えているか。
まぁ、共通して日々確認してたのはこんなもんかな、あとは、不安を取り除くのに相手を思うような言動があったかどうかくらいの確認かな。
こういった事を、何人もの人に同じようにお願いし、その反応を見ていくと、本当に人の性格というか、仕事に対する接し方というか、看護のサービスレベルっていうのは一定じゃないな、とつくづく感じます。
大きく分けて、4つに分かれてる感じ。
・ひたむきだが無口タイプ
・少しでも患者にやらせて手抜くタイプ
・明るく元気づけしながらもしっかりなタイプ
・作業扱い、面倒は嫌いとオーラを出すタイプ
ひたむきと、元気タイプは、正直当たり。
これがサービスの頂点にあると思う。
基本、看護は基礎的な事を手を抜かない、患者の今を見逃さず、すっと言葉や手でサポートしてくれる、それができる人とできない人がいると言う現実を受ける側も知っておくべきだと感じてる。
できる人基準で毎日を過ごすと、出来ない人に当たった際に不安と不満が高い確率でアップする。正直、担当です、と、挨拶に来た際に落胆してしまう。
だから、良い人を基準で日々を過ごしてはいけない。
なにせ、良い人は4割程度なのだから。
また、若い人は痩せてる人に、良い人は多い。
歳をとってる方は逆に太めの方の方が良い人が多い。
ヤンキー系の顔だちはサデスティックな口調が多い。顔立ちがロリ系な人は良い人が多い。
男性の看護師は、基本良い人が多く、たまに物忘れが激しい人がいる。
ビジネスでは当たり前のメモを取る、や、記録する、が、身についていない人なんだろうと思う。
女性は、医師への伝達や相方への引き継ぎがスムーズでない人が年齢関係なく多い。
呼ばれた際に交互にやってくる仕組の連絡手段が欠けている、仕組上の欠陥かもしれない。
でも、良い人は、この点もしっかりしている。
ようは、めんどくさがっている面を1つでも持つ人は、大抵1つじゃなく、アレもコレも出来ていない。
この傾向が顕著だ。
お願いした事を次の時に忘れてる人や言葉のケアがない人は、大抵、清拭の際に拭ってくれる箇所も雑で適当。
これは人になんでもやらせようとする人が顕著。例えばそう言う人に限って下の部分は自分でやってもらえず、タオルを渡して「自分でやる方が痒いところに手が届くってよく言われるの」、ハイ、的に言葉巧みにやってくれない。
当然、利き手使えず体もひねられないから、左手の届く範囲までしか拭けない。
そんな姿を見せても見ぬふりをする。
入院にはお金の支払いが絡むので、こう言うのは本当に腹がたつんだが、良いレベルを当たり前と思っちゃいけないんだ、と、思うようにして諦める術がないとやっていけない。
さて、こんな不定期の更新ブログを誰がどこまで見てくれるかは、もうわからない。
でも、見てくれた人は、是非覚えていて欲しいと思う。
看護のサービスを受ける時には、良いレベルを当たり前と思わず、良い人に当たった時は御の字、感謝の心を忘れないで欲しい。
6割は、ちゃんとしてくれないし、女性の2割は不安な患者を工場の豚と同じく見てる。