iPad (2) -- 使用3日目の感想

しばらく写真は割愛して、文字で書いていく事にします。

iPad + Wireless Keyboard でメモ書きして、それをMacBookへ転送してここにアップする感じで触ってみた感想の続きを。
前回は、とにかく触ってみて、第一印象のXというちょっと痛い部分を交えて書いていましたが、今回から突っ込んでみます。


(1)フォトフレームのようにつかう

  • どこでやるのかな?って考えちゃいますよね。写真アプリにはそういう機能無いし。で、単純に電源OFFの状態からONにしたときのスライド画面あるじゃないですか、あれの下の方にお花のマークありますので、それ押すとスタートです。写真を切り替える時間を設定するのはどこなんだろう・・・。


(2)バッテリの横に25%とか表示できるようになった。

  • もともと脱獄→その手の機能改善アプリで調整→再入獄で戻すと残っていたバッテリのパーセンテージ表示機能でしたけど、iPadのOS Versionから設定アプリから表示するON/OFFが追加されています。iPhoneへのアプデートを早急にしてもらいたいですね。
  • 電池の持ちも快適すぎます。MacBookのスタミナが足りないことに改めて考えさせられます。つまり、自然とノートPCを使わなくなっていきます。使いやすくて電池長持ちで姿勢が自在の端末と、そうでない端末を常時比較するようになると、ノートPCなどを使わなくなるのは当たり前ですよね。
  • ちなみに、うちのMacMiniにUSBでiPadを繋いでいるときには、充電できません(iPadにも充電中ではありません、と表示されます)。付属のACアダプタでないとダメなのかなあ〜。

(3)ネットサーフィンは快適?

  • 快適です。マウスから開放され紙のように新聞のように読める感じです。
  • 正直、快適だけどネガティブ記者に書かれそうな事がたくさんあります。FLASHはもともと無くて良い派の私なので敢えて言う必要ないと思いますので、他の面で。
  • 「文字が小さい」。前回も書きましたけど、モバイル系VAIOとか使っている人には問題ないかもしれませんが、普段A4系のノートやデスクトップをメインに使っていた人にとって、文字が非常に小さく感じます。ただ、これは、実はWEB側にも問題があります。色々試したところ、FontSizeを10pt未満に設定しているとかなりきついこと(私の体感です)が判りました。
  • で、そこでCSS上の問題。自信のホームページなどを持っている場合にはCSSを切り替えれば、ってなるんですが、blog系だと、「iPhone(320px)用」「iPad用(1024または768)用」そして、普通のPC用(でも、これも1024ですよね・・・)の横幅を考慮していかなければなりません。iPadはB5サイズなのでちょっくら文字が小さく見えるんです。気持ち1.2〜1.5倍ぐらいまで大きくしておかないと、若者向けサイトになってしまいます。
  • つまり、WEB側制作側で文字サイズ固定で表現していたところは、この機会に色々見直す事を考慮していないと、「iPadでページ見るとちっちゃくて読めない」という自体が発生する可能性があります。もっともこれらは昔から問題があって、モバイルPCで見たときに文字が小さすぎって言われてるはずなんですが、その極小モバイルPCのシェアが小さかったのであまり問題視されなかったのです。
  • 結果、アホな記者もしくはアンチな記者はこの辺の制作者側の問題を抜きにもしくはオブラートに包んで「iPadでWEBを見ると快適だけど文字が小さくてお年寄りにつらい」とか、平気で書いてくると思うので、鵜呑みにしないように。これだけ注目の高い端末なんですから、「見せたいなら作る側が対応すべき」問題ですよ。


(4)iPhoneアプリのうち、ゲーム以外は文字が汚くてキツイ

  • と予め認識しておいた方が良いと思います。普通に解像度を高くする2倍表示ではなく、エミュレーターモードの2倍表示と同じ扱いなので実質4倍、iPhone上の1ドットが4ドット、いや、それ以上に見えるぐらいの汚さに見えます。
  • でも、ゲームは別。もともとDSやWiiの画質の荒く汚い(!?)ゲーム機を見慣れているせいか、2倍モードの荒さがまったく問題になりません。むしろ、薄すぎて持つのにどうしよう、っていうぐらい。
  • 結果、ゲームをすることを考慮して、背面に低反発素材で盛り上げたケースなんかあったら便利かもしれません。手で握るときにはやはりある程度の厚みが無いと長時間の使用にはつらいんです。持ち運びのときには薄い方が良いのでジレンマありますけどね。

(5)日本で流行る?

  • 正直いいます。流行ります。しかし条件付きです。
  • その条件とは「iPadの解像度を活かせるソフトが充実した後」です。
  • これが重要。発売と同時に慌てて買っても、おそらくソフトが無く、うーん、という感想があちこち出てくると思います。そこを突いてくるネガティブ記事もいっぱい出ると思います。そして、馬鹿の一つ覚えのように「やっぱりまだ早い、使えない」みたいな低レベルの記事が出てくるでしょう。

なんでもそうだと思いますが、たとえばゲーム機であるDS。出始めの1〜2ヶ月で「そのゲーム機いい?」って聴かれてでてくる答えなんて、「う〜ん」でしょ。同じです。iPhoneの土台、PCの土台があるからいいでしょ、って思ってるかもしれませんが、手にすれば解ります。これはまったくもって新しいデバイスです。

ノートPCのように狭いトラックパッドで何度も指を動かす必要も無く、マウスのように小さな的を狙ってポチポチスクロールボタンを押す必要も無い。キーボードと液晶の傾斜角の問題で持つ姿勢に制限があるわけでもない。

PDAのように小さな画面を凝視し、チマチマっとする必要も無い。

そう、まったく今までに無いものです。これ向けのアプリがどんどん出てくるまでは、その楽しさが解りきれないと思います。人にも伝えられないと思います。

今言えるのは、OS4が登場して、それが標準で載る頃にはReadyな状態だという推測=クリスマス商戦にもってこいのアイテム、だということだけです。

と、つづきは、また今度にしますか。
とにかく、このデバイスは、自分の目で見て、自分の使い方と照らし合わせて、そして買うべきデバイスです。
少なくても、今慌てて飛びついてもソフトが揃っていないゲーム機と同じです。

WEB側だってちゃんと対応していませんので、小さいリンクやボタンがいっぱいあります。そういうのを予め知っておくべきです。
そして、そういうことを認識した上でこれからでてくる色んな記事を読んでみてください。その記事の記者の書いているレベルが見えるかもしれません。
ちゃんと調べたのか、勢いで書いたものなのか、人にどういうイメージを植え付けたいのか、そもそもちゃんと使わずに書いているのか、等々。
私は、これから1ヶ月、そういう目でiPadの記事を見ていこうと思っています。凄く楽しみです。