日本の衰退

4月1日に、SONYdocomoから「Xperia」が発売される・・・が・・・。
iPhoneが発売されてもう1年以上経って、ようやく出てきたのがコレですか。

確かに聞こえは良い。androidアプリのドコモマーケットがあります!
タッチ操作です!Walkmanみたいに音楽が聴けます!

でも、実際は、

 ・マルチタッチOKになっているOSのバージョンより一つ古い
 ・imodeなし
 ・ワンセグなし
 ・お財布ケータイなし

え?後発なんでしょ?iPhoneには散々ワンセグがだめだのお財布ケータイが無いだのいってて、これですか。

どうせなら、発売されたPS3の地デジ録画「torne」のデータをワイヤレスで見られます、とか、ワンセグもお財布もあります!となるべきでしょう。
あまつさえ、imodeに対応していないって、なんですか、それ。

やる気あるんですか、だめですね。
しかも、料金も高い。

一番iPhoneというソリューションを出してくる環境に近いSONYdocomoでこれですから、もうダメですね。

正直、チャンスだったんですよ。まだiPadが上陸していませんでしたから。
日本での発売が遅れに遅れてましたから。

でも、もう、だめですね。
日本は全ての情報家電の分野で、ハードはあってもソフトなし。
頭でっかちな国、になってしまいますね。

どうしてこうなっちゃってしまったんでしょうね。

iPadが市場に出まわった途端、機械の操作は簡単であるべき、という姿が定着します。
でも、決して任天堂ゲームに代表される方向性じゃありません。

「操作を単純に」と「操作を判りやすく使いやすく」はイコールではありません。
ここがポイントです。ボタンや機能を削ればいいってものじゃありません。
必要なところで必要な操作はいるんです。
指で広げる、指を横に滑らせて跳ねる、こういった高度な技術でも判りやすく説明されれば受け入れられます。決して右ボタン左ボタンで解決したわけではありません。

操作を簡単に、というと、つい、「説明ナビを付けろ」とか「ボタンの数や手順を減らせ」になっていく安易な人が多いようですが、それって間違っては居ないけど違うと思うんです。

面白い操作だったり体が覚えやすい受け入れられる動きなら問題ないんです。判らないのは「こっちのボタン2回」と「そっちのボタン2回」で何が違うの?があいまいな定義だということなんです。
そこを理解できていない人が色々なものを設計してしまうと、使いにくいものができるわけです。


さて、Xperiaに話を戻すと、後発なのに追いつけない、ということは、何が足りないんでしょう。
分析じゃないかと思うんです。何がユーザーの心をつかんだのか。
箱を提供すれば人はやってくる、じゃ、もう時代遅れなんです。

うーん・・・。

torneとか結構頑張っていい線いってきてるんですよね。こういうのがもっともっと広まらないと。後、独自規格はダメ。独自規格やるならappleぐらい徹底して考えないと。

早くでないですかね、iPad。ワクワク感がとまりませんよ。