Google日本語入力BETAの可能性

企業というのは、新しいことにチャレンジする姿勢があるほど「素晴らしい」と感じられることがあるけども、こと、googleに関してはその域を超えているぐらい凄い。

今回いきなり発表された日本語IMEに関しては、ちょっと驚いている。
「hっtp:・・」→「http://」への変換。
これは、WXGにもあった「かな無変換による変換」を実現している。
個人的には、この可能性が非常に興味ある。
変換キーを押さなくても変換してくれるという便利さを是非とも追求して欲しいものだ。顔文字や感情表現なんかは特にそう。「(;;」と入力したら「(涙)」と変換してくれたりすれば、どれほど楽なことか。

そして、辞書の語彙力がハンパない。というか、ユーザー辞書に登録しなくてもかなり使えるっていうのは大きい。

そして、これが「Mac」と「Windows」の両方に対応して登場したことが素晴らしい。
つまりどの環境でも同じものが使える可能性が出てきた、ということだ。
それは、つまり、将来的にiPhoneでも同じものが使える可能性がある、ということでもある。
辞書のアップデートの自動で行われるかもしれないし、今弱点とされている「殆どの人が使わない方言への対応」なんかもするかもしれない。しょせん、辞書の語彙力だけだし。

WXGにあった「翻訳システム」への対応の道につながるかもしれない。
「本当に大切なこと」→(翻訳変換)→「Really important case」と返してくれるだけでスペルミスを防ぐという意味で無茶苦茶使える。
出てくる翻訳の精度は見て直せばいい。ようは、「こういう言い回しを英語で言うとどんな感じ?」が雰囲気的に判るだけで、とりあえず、相手に十分ではなくても伝えられるからだ。

コミニュケーションの手段であるわけだから、IMEに「正確性」を求めるのは企業としては必要なのかも知れないが、使う側から考えるとそこに重きはない。
重要なのは「出来るか出来ないか」であって、その正確性は徐々に上がってくれればいい。ユーザーはその上がり具合と「対価」をどうみるかだけだ。

googleはそこを無料とした。例えば、「じょじょ」と変換したときの予測の一発目に「ジョジョの奇妙な冒険」が出れば、それは宣伝効果になる。
「まつもと」の予測変換にマツモトキヨシ松本引越センターが出てくるのも同じだ。

それは、結果的に大きな宣伝効果であり、それによって無償で最新の機能の恩恵を受けられるなら最高だ。

正直、ATOKはあまりすきでない。初期に一太郎を使って仕事をしてたことが多く、そのためにCTRL-UIOPの文字変換は指が覚えているが、変換精度はあまりすきでない。
だから、XPが終わろうとしているのに家のWindowsはWXGだったりする。
MacOS時代(Xではない)でもWXGだった。正直MacOS Xになってから「ことえり」を使っているが、満足できていない。
だから、文字を書く時は、WindowsPCが欠かせない。そのためにバッテリがいかれてACアダプタまわりも逝っててチョットでも動かすと落ちてしまうVAIO typeFもまだ現役としてつかっている。
どうしようもないときには、bootcamp等でPowerBookで切り替えて使ってもいる。

このgoogle日本語入力は、もしかしたら、Macを使う私の最大の悩みを解決してくれることになるかもしれない。
Macで今やっているWXG+ViViの環境をMacOSのまま実現できるなら、もう、私にとってのWindwosはFF onlineをやるためだけの道具にしかならない・・・。
アプリは仮想的に動かせるので、IMEだけだったのだ・・・。

だから、ぜひとも、「自動英数変換」のユーザー辞書作成に対応してもらいたいものだ。。。。