サルまねニッポンは通用しない。まがい物は駆逐される。
appleがマルチタッチ技術の特許を取得したようですね。
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/01/28/068/
これにより、我先続けばかりに導入していた日本・アジア系の携帯メーカー、およびPalmPreは「ちょっとまったコール(古)」がかけられました。
まぁ、良いものは良い、としてパテント料を払えば済むだけでしょうけど、このタイミングでこの発表があったのは大きいです。
日本の携帯、またはその他のデバイスでマルチタッチ前提として過酷なスケジュールで製品を作ろうとしていたメーカ・・・
・・・そのTOPの考えが浅はかさは、この過密スケジュールでiPhoneに我続けとパクリ猿まねUIの実装をさせてきている気配があったと思うのですが、残念ながら、その作業員達の苦労は総て闇に葬られる可能性があります。
日本の有名家電メーカーでは、リモコンの革命にマルチタッチ(空間または手元デバイス)ジェスチャーを投入しようとしていたみたいだけど、それにも待ったコールではないでしょうか。
別に真似することは悪いことでも何でもなく、受け入れて改良してより良い世界にする、それは世の中の常だし、間違っていないと思う。
一番気にしているのは、浅はかな「うちもこれをやらねば」的に無理強いしたスケジュールで世の中に出そうとして苦しめるTOPが問題だと思っている。
正直、日本には素晴らしい技術をもっている人がかなり居る。しかし、その人達の給料は残念ながらオツムの弱いTOPの人に使われ、現場では苦しんでいるだけが現状だ。
簡単に言うと、自分では何もできない口で指図するだけの(しかもどうやって構築するのか具体性に乏しい指示を飛ばす)係長が90万の給料をもらい、実際にどうするか考え実装に脳をフル稼働する人は3〜40万ぐらいの給料で毎日徹夜の日々を繰り返す。
こんな日本じゃ、いつまでたっても不況だ。
で、浅はかな思いつきだから簡単な指図で苦労も日の目を見ず消失する。残るのはどうしようもない疲労感と「もう仕事したくない」という人山だ。
最近、思う。
どうすれば、こういう上司を排除できるのだろうか?
と。
例えば、その上司の世代が今の4〜50代。脳を使っているのが今の20〜30代だとする。
リプレースが起きるのは、今の45ぐらいの人が定年の65にならないとダメだ。
とすると後20年はある、ダメダ。時間は解決してくれない。
うまく団結して飛び出て会社を興すという手段もあるが、毎日がんじがらめに徹夜労働している人間が外界とのコミニュケーションをうまく取れるはずがない。
知らないことが多すぎて失敗するだけだ。
ましてや、巧みに言い負かされて購入した負債=住宅ローン30年とかあるとなおさら会社を興すアクションなど、できないだろう。
今、若者は自由だ。
そういったことに縛られない会社を壱から作り上げる。ラーメン屋など自分の発想と粘りが総てを左右する仕事で頑張っている。
サラリーマンが世代交代する20年を待つ間に、自分でやってきた若者が新しい時代を作りあげる方が先のような気がする。
なんにせよ、あと10年先だ。
10年したとき、色々なものが変るだろう。
逆に言うと、10年は変らない。
これからの自分に何が出来るのだろうか。
最近、そんなことをよく考えるようになってきた。
ここ10年、自分はMacやWindowsやCLIEやらと色んな可能性を模索していた。
結婚前〜結婚後、Treasure-Waysというサイトをやる前〜辞めた後。
色々あった。
昔に比べ、色々なものが見えるようになりかけてきた。
私は、これからの時代に、何を残せるだろうか。