2009はどんな年になるか、買いたいものを買わないで考えてみた

買おうと思いつつも、まだ踏みとどまっているワンセグチューナーを脇に、今年はどうなるかを考えてみました。

IT関連では、

(1)MacOS Xの高速化〜Snow LeopardOpenCLnVidiaタッグ
(2)iPhone、第3章
(3)10万以下のPC 攻防戦
(4)SSDの爆発とHDDの嘆き
(5)BlueRayメディアに変る新基軸(ネット or SD or 何か)

ここまでは、どれも思いつけるパっとしない内容ですね。

(6)高度DBサービスの急展開とWEB3.0提唱
(7)プラレス三四郎

このへんかな?来るのは。

個人的な出来事では、

(1)借金生活開始
(2)HA関連や家関連でのIT構築実験馬鹿開始

ぐらいですか。
IT関連で取り分け面白いことになりそうなのは、10万以下の攻防戦でしょうか。
PocketPCUMPCnetbook)とiPhoneとminiゲーム用デスクトップががっぷり4つに構え、凄いことになりそうです。

その影で、ゲーム機とは?という再定義というかWiiPS3PSP、DS全て引っくるめてユーザーが何かを感じ始める年になりそうです。
その起爆剤となるは、間違いなく「ドラクエDS」。恐らくDSの最後の大ヒット作品になるでしょうコレは、マルチプレイの楽しさをユーザーが意識する段階になりそうです。

と、同時に、FF11でも起こった「ニート・廃人」問題が勃発。売れる一方で「ゲームは悪」「学生を駄目にする」という議論が起き上がりそうな予感がします。
新しい形のコミニュケーションは、古い世代の親には受け入れられず、ただ時間を浪費する&何も生まないというゲームの本質に迫る議論が起こりそうな予感がします。

「ゲームに時間をかけた人が得をする」という根本的な社会問題に、色々な大人が自分達が野球やTV視聴・競馬・ゴルフ麻雀で家庭をないがしろにしてきたことを棚に上げ、つるし上げが行われそうです。
ついでに昨年までイマイチパットしなかったロボット産業。PCやiPhoneでコントロールできるようになる「ラジコン」が安く登場し、プラレス三四郎の世界が登場してきます。
これは、今ひとつ盛り上がりが落ちているが、生誕記念を祝う「ラジコンガンダム」を核に動きそうな予感がします。
登場すれば、子供のころに見た、プラモデルをPCでコントロールしてプロレスをさせるというあの夢のような遊び方が、そこにあります。

次に、iPhoneの第3章。これが来ます。

これは正直、どこまで盛り上がるか判りません。でも、何か無いと日本はダメになる。
iPhoneというデバイスを毛嫌いしてばかりいる日本メーカーの多くは、とりあえず静観というスタイルを既に半年も続けていますが、これが大変なことに繋がる予感がします。
携帯音楽プレイヤーは気がつくとiPodの独占市場です。
MacOS Xはそこまでいっていないけど、少なくてもWindowsを合せれば、コンピュータを操作する、というスタイルは日本の存在を放置した海外のメーカーで構築されています(WindowsLinuxMacOS XSymbian)。
投入が遅すぎたPalmOS改であるALPも、今さら感でパっとしないでしょう。

iPodiPhoneで基本的な機械のインタフェース設計を握られてしまった今、もう、日本では何かを作る際に「猿まねニッポン」の再来しかなくなってしまいます。日本企業、本当に大丈夫か!?良い人材を無駄に使っていないか?応用力の無いキャリアを上において、発想力のある人材を「中庸文化」で潰していないかい?

iPodiPhoneiTunes、この最も人の身近に置くデバイスとコントロールするソフトを毛嫌いするよりサポートする方で日本を示したほうが良くないかい?
未だにうまく連動するカーナビなし、家電無し、TV関連なし。いいのか?これで?このまま毛嫌いしたままで?

・・・このシンプルで便利な操作感が、単純に日本の携帯に搭載→カーナビに搭載→電子辞書に登載→TVやデジタル家電のインタフェースに搭載→ほとんどの機器にフリックや指スクロールが搭載→と、あちこちに入り込み、気がつくとそういうインタフェースを持ったPCに興味が・・・。
となり、今まで参入しなかったツケが、あちこち日本の今までのIT文化に歪みを生みそうです。

そう、Windowsが登場して、WordEXCELが流行り始めた途端、今まで主流だった一太郎花子、桐が「へ?」と言われてしまうようなアプリの世代交代、あのようなものです。


2009年のPC業界は、10万以下、タッチUI搭載、SSDクラウドバックアップとこれら2008に片鱗を見せたものが全て標準になってしまう年です。

そして、HDDは行き場を無くして、大容量とRAIDの方向性にシフト、あげくに生まれる需要が、そう、あれです。ついにあの世界の片鱗が見えてくることになります。

 「情報の海と、共通取得インタフェースの登場=WEB3.0」

攻殻やRDの世界です。あれのプロトタイプが行き場を無くしたHDDの需要と共に出来上がってしまうんじゃないかと思います。
そして、それを定義するかのように、情報の取得は、2chRSS対応blog、Wikiの情報取得をコアとした1つの共通フォーマットみたいなのが生まれ、iPhoneOKWavegoogleアプリのようなスマートフォンの端末の1つのソフトだけで簡便に閲覧する、というアプリの登場から始まります。
この中には、映像やラジオ等、個人で取得して個人で使うためには「無料」という解釈をするものも含みます。
今で言う「orb」が実現する機能があちこちのメーカーから登場するわけです。iPhoneかWindowsMobileという核を通じて。
その瞬間、SONYdocomoがやっていた「おでかけ」という思想やロケフリは過去の遺物になってしまいます。


でも、これは、誰もが望んでいるはずです。
たった一つのたった1回のアクションで膨大な「整理された」情報が取得できる世界を。

これが、ついにPCの世界、kiosk端末、図書館端末などのあちこちに発展し、あの情報の海と共通インタフェースが誕生していくことになります。

また、同時に「影の支配者」も頭角を見せはじめます。
既にgoogleなどでは行われていますが、スポンサー情報が上にくるような「情報のコントロール」です。

問題なのは、日本の政治家はこういうのに疎いため、気がつくと世界に日本はコントロールされる立場になってしまいます。

そう、2009は、日本が日本の情報を発信できる最後の年かもしれません。
危険ですね。
でも、時代は間違いなく、世界を1つの情報にまとめ始めています。

iPhoneが英語と日本語の壁を少しずつ壊してきています。
日本人が、英語に対する抵抗を無くしたとき、そこは既に日本であって日本でない世界なのかもしれません。
第3章は、誰もがiPhoneを持てる時代の光=日本が英語に抵抗を感じなくなる光=情報の海が誕生する光り、の提示だと思っています。

と、夢のような妄想話で今年もスタートしてみました(笑)