VAIO TP1/QS 2008黒 ログ#14 ブルーバック画面〜その後
さて、気がついたらブルーバック画面になって録画してねぇ、っていう状態(PCすら動いてねぇ)になることを、ここ一週間で2回みました。
当然これでは使い物にならないので、思い切って、3度目のリカバリを試みました。
しかし、本当にリカバリはこれで最後にしたいです。
撮り溜めたものが全て消え、そのTV番組は事前にHDDに書き出して戻すってことができないので、普通のPCとは問題の重要度が違いますから・・・。
で、今度のリカバリでは1つ徹底していこうと考えたことがあります。
「Windows Updateをしない(もう以後もずっと)」
「TVセットアップおよびVAIOはじめにのアイコンセットアップを最後のアップデートが終わるまでやらない」
です。もしかしたらうまく途中で認識させて最後のアップデートを被せれば別ドライブに保存していた録画データが復活するかもしれませんが、もう安定して今後も使えるかどうかの瀬戸際なので一旦諦めました。
リカバリ40分+再インストール10分+再セットアップ(チャンネルスキャンや不要ソフトのアンインストール等30分)、他ネットワーク設定やら事前に必要なデータの退避やら予約番組の再設定なにやらで少なくても3〜4時間ぐらいは時間を奪われました。
これを購入後から既に3回やっていますから、TP1には半日分の時間を無駄に使われています。
だから安易にリカバリを薦めて欲しくない。大体 本当にリカバリで直るならいいけど、直らないときの時間的なリスクと数々のアップデート作業を顧客が背負うのもおかしな話です。
もし、4回目があるときは、売るときと考えています。
リカバリについては、Windows Updateは一切行ってなく、ソフトについては「アンインストールする方向」はあっても「1つもインストールしない方向」で作業しています。
リカバリ直後に削除したのは、アンチウイルスソフト(マカフィー)、体験版関連全て、ebiなんちゃら、SONETなんちゃら。
VAIOとか書いてあるものは全て残しました。
その後、8月下旬までのアップデートを全て行いました。順番は自動で認識された一つ目を実行、その後手動でも行ってくれとメッセージがでるので、自動で残っているAVなんちゃらプラグインよりも先に手動の8月下旬のアップデートを実行、再起動後にAVなんちゃらアップデートを行い再起動、タスクバーからバルーンが出てくるまで放置し、VAIOはじめにアイコンを実行してから、その後にGigaPocket DigitalのTV一覧を起動、色々設定です。
サイドバーのガジェットも時計以外全てオフ(時計はGigaPocketアプリが起動したのを確認するために敢えて残しています。起動するときは画面から時計が消えますので)。
前回〜8月下旬のアップデート前のときのリカバリではその後にWindows Updateとかやってしまいましたからね、その辺を今回はやらないようにします。
QuickTimeやiTunes、RealPlayer、FLV関連DLL等も全て入れないでガマンです。
で、結果なんですけど、
- 金曜日にリカバリを開始
- 日曜の夜中までは無事録画されている
状態です。今後もどういう状態か見守っていこうと思っています。
この状態で、見た不具合。
- カタログビュー状態から目的の情報リスト部分を選んで再生したにも関らず「先頭から再生する」問題を2回(2番組)ほど見ました。問題なく飛んでくれるのもあります。
今のところブルーバックはありません
録画関連でコケているのは、今のところありません。しかし以前もそうでしたが、録画されたファイルが多数貯まるほど問題が出る傾向でしたから、やはり1週間以上は様子見ないと判りません。
これから2週間溜めてみないとわかりません。
でも、普通に考えるとですね、付属のソフト以外一切入れない(特に他の動画/音楽周りのソフトやDLL)状態で使う録画専用PCって、必要ですか?
PCとして使えないPCは、要らないんじゃないかと思うんです。
もし、このまま録画が安定して使えるようになっても、このTP1は
- 本当にHDDが増設できて少し変った機能があるけど1.5倍音声つき再生とか24時間BlueRay書き出しとか今の主流の機能が無い無駄に値段が高いマウスで操作できるレコーダー
っていうオチになってしまうんですけど・・・。
せめて、Windows UpdateとQuickTime、入れても平気なrealPlayerとFLVプラグインやDLL等のversion情報でも公開されないと、WEBページとかニコ動画すら怖くて見に行けないんですけど・・・。
つまり・・・iPhone以上の操作感をPCとして求められないんですけど・・・。
・・・え・・・と・・・・このままでは「買って満足できない」なユーザーうんぬんの前に、「なんのためにこのPCを買うの?」っていうユーザーが大多数じゃないですか?
てことで、現実のTP1の問題を再定義するもなにも、
PCとして使おうとすればするほど「録画されない不安定」がつきまとうというリスクを追いつつ、
- HDDが簡単に増やせる
- フィルムロールやカタログビューなどCMスキップとは違う角度からの番組内検索に便利に使える機能がある
- デジタル番組を編集して残しておきたい人でPCでやりたい人にとっては、他のメーカより使いやすいかもしれない
をどう捕らえるかってことですかね・・・。
購入し、ここまでみてて非常に痛感しています。
PCでTV録画とかって、たぶん、今後もずっとTVオタクの「おまけ」の域を出ないのかな、って。
ダビング10で期待してたのは「持ち出し機器や回数の制限無しに見たいときに撮り溜めた番組が観られる」であって、それをもっとも実現しやすいと思ったPCでのTV録画なはずなのに、それが実現できない(色んな制約も含めて)。
とどめに、PCであるがゆえに、「追加で何かさせたい」欲求が生まれ、その度に「不安定」文字がひっついてくる。
本格的にアナログが終わる3年後には、家電の下位モデルでもHDDが1TBぐらい当たり前に積んでいそうだから、それまでアナログのスゴ録でガマンかなって気もしてきました・・・。
どっちにしろ、「これをインストールしてもよい、この操作はいけない」っていう情報がメーカーからきちっとアナウンスのされないままのこんな状態ではPCとしての意味がない。
昔あったPCでGPSナビをするってのと同じで、結局専門機には勝てないっていうオチになって、最後には消えてしまいそうな方向性なんだな、って。
てことは、よくも悪くもメーカーの動き次第で消えるラインですね、これ。
如何に家電と同じものを持ち込んでこられるか(ソフト・ハード共に)・・・。
でも、だからといって、メーカーが諦めちゃったら、もう日本のウリはこれしかないから、「辞める=日本のPCメーカーは本当に終わり」な気がします。
いい意味で、今後のPCってなんだろう、って自分的に考えさせられました。
今、PCで何をやりたい?って。