利権のために、日本のコンテンツ産業は滅ぶ

何を放送しても、何を作っても作る側がもうかるのではなく、上から目線で管理している(天下りやデジタルコンテンツをさほど必要としていない)団体が儲かる。

このままで本当によいのだろうか。

目前に迫ったはずのダビング10の暗礁。それをちらつかせてiPod課金という名の金のただ働き同然の吸い上げ。

このままでは、日本はだめになる。本当にそう思える。

どうしてこうなのか。
昔から、ピンハネが一番儲かる。ブローカーしかり、大手のゼネコンしかり。
本来、頭の良い奴が周りをコントロールし、無駄の無いような流れを作る、だから「考えた料金」を上乗せする〜これが本来のあるべき姿だ。

日本のデジタルコンテンツを見て見ると、

  • 昔からやっていた、デジタルのコンテンツを守るという大義名分で「幾重にもコピーがされないような機構を導入している」のにも関らず、コピー防止のためiPod課金を課せようとしている。
  • ネットワークで見るというスタイル、ネットワークでレンタルして見るというスタイルが世界規模で確立されようとしているのに、記録と再生する機械がイコールでないとダメという規定がある。
  • そこまでしているにもかかわらず、機器を認定するBCASカードという過剰な仕組みがある 

おかしいでしょ、これ。

  • メーカーは課金という名目で何も見返りの無い団体へお布施を払う。
  • 必要の無いカードを印刷製造し、そのカード代金も団体へ払う。
  • 過剰なまでのローカル暗号化やコピー規制、録画再生の逐一認証の一体みなし規制のための余計な開発費がメーカーの一番お金のかかる人件費を圧迫する

結果、それらの金額はユーザから徴収されることになる。

安く良いものを提供したいメーカーの意図に反して、余計な金額が上乗せされる。
そのお金は、本来必要の無いもので、その必要の無いものに開発時間まで取られる。

こういう日本の悪代官的な体質、今の世代でなんとかしないとダメなんじゃないの?
どうしたら、こういうフザケタ体質をNoと拒めるんだろう。
任天堂みたいにROM特許があるわけじゃないじゃん。

コンテンツを作った人に利益が出るように、とかいうなら(どっかの記事にもあるように)コンテンツに視聴者IDを強制的に埋め込んで誰がコピって配付したのか判るようにするとか、そのコピーするときに団体に連絡が届いて後日複製料が請求されるとか、そこまでやって欲しいよ。
そういう面倒くさいことをしないで、一律に巻き上げて自分達はウハウハしてようってのは、そろそろ叩かなきゃいけない問題だと思いますよ。

日本のコンテンツを作る人も見る側の人も、ひっくるめて世の中をバカにされてる気分で、めっちゃむかつきます。
とりわけ、ダビング10をダシにしてるのが、スゲー頭きた。

CMと同じで、始まるとヤタラ音がデカクなって煩いとか、ドラマをいいところで止めてまで見させるとか、そういうアザトイのが視聴者にはNOと言われてるの、まだ判らないんだろうかね・・・