Xデー 2008/07
最近のAppleの動きは、かなりいい線をいっている。
何がいい線かというと、GPSもどき搭載のiPodTouch/Phoneの登場と、レンタルサービスの対応・SDKの公開によるiTuneStoreの台頭により、ついに、あれが目前に迫ってきているように思える。
アレって、何?っていう声も聞こえそうだが・・・
コレ:http://apple.ism.excite.co.jp/page/Knowledge+Navigator.html
ですよ。
あ、URLに単語が出ちゃった。
そう、ナレッジナビゲーターです!
すでに、母体のMacBookがその形に近いのですが、iPodTouchが大型液晶搭載しWebカメラと完全なるGPSを搭載、音声認識と音声読上に完全対応してしまえば、ついにそこまで実現できそうなんです。
当時から知るコンピュータ・フリークの誰もが、その夢を待ち焦がれていました!
ついに、そこまでが見えてきました。
Intelの動画最適化+スタミナ化するCentrinoAtomを使い、カメラも搭載し、B5ぐらいのサイズ、MacBook Airと同じように薄くてタッチパネル、ほら、もう、すぐそこにアルような気がしませんか?
別にB5にこだわってません。大きければなんでも出来そうなので便利だな、と思うだけです。
最近は 国内メーカの20万越えるPCには手を出すのがバカバカしくなってきていて、全然新しいPCに指がピクっともしていません。
eeeなんちゃら、とかの方が面白そうとか思います。
でも、小さくなる端末だからこそ、UIは重要になってきます。
その点、iPodTouchは充分満足。
だから、Atomシリーズがそれを搭載する機種と共に世の中に現れるQ2以降、つまり今年の7月がコンピュータの歴史において「キモ」とされるXデーになりうると思われます。
結局、UMPCであろうと、iPodTouchであろうと、同じことをやろうとしています。
でも、Appleの場合にはナレッジナビゲーターという一つの目標に向かっている気がするため、その実現は早いかもしれません。
もう、iPodTouchでほとんどやれています。あとはアレにカメラ・スピーカ・画面の大きさ、処理スピードが載ってくれば完成じゃないかと思っています。
とりあえず、ロケフリはDLNAなりiTuneのライブラリ形式なりな方法で連動する方向を考えないと、ロケフリすら「なにそれ?」って世間に言われてしまいそうです。
国内のメーカは、これからどうしたらいいんでしょうかね。
- 安くても10万ぐらいの価格設定のノートが限界。海外メーカーに価格メリットが出せない
- オリジナルソフトやプリインストールはユーザーから要らないといわれるため、インセンティブももらえない
- TV関連の機能も安くする=HDD容量や処理スピードとのトレードオフ、となるため導入が難しい
- こだわりが多い日本人&保守的な上司経営陣のために適当で思い切ったデザインにOKがもらえない
- 個人情報保護関連のため、家にビジネスソフトは要らない=携帯電話で充分になってきてしまっている
- PCで出来ることは、高機能な家電等で全部まかなえてしまっている
- トドメですが、Vistaは重くて使いにくいという風評が広まってしまっている
- ビジネス用途と家庭用途で割り切ろうにも、DELLを代表するメーカーが安すぎて大会社ほど稟議が通りにくい=買ってくれない
どうみても、頭打ちな気がします。
なんでこうなっちゃったんでしょう?
- Web2.0になって、コアなユーザーの声が見えなくなってしまったからでしょうか。
- 何かしたい、こうして欲しい、というユーザーを無視して自分たちの利益に走ったからでしょうか。
- できる人への仕事の集中化と賃金の低価格化が後押ししてしまったため、世間的な「余裕」が消えてしまったことに気がつかなかったからでしょうか。
私は、思います。
まだまだ、PCは色んな分野へのチャレンジが残っています。
特に、戸建住宅を意識した「家周り充実&集中コントロール化」への道。
これは家電メーカーがPCを手がける日本ならではのメリットだと思います。
また、ある程度の差別化&高利益も望めると思います。
思いつくだけでも、電話&FAX、ドアホン、セキュリティ、録画TV、リビング⇔お風呂、駐車場の車と無線でデータ共有、カーナビ系、家の冷暖房管理、自動清掃、PCで家全体の調光・・・
いくらでも出てくる気がします。
こんな美味しい分野、どうして放置しているのでしょう?
こんな未開拓の分野、どうして放置しているのでしょう?
得意なメーカさん、早く動いた方が価値ですよ。
あ、GUIが一番キモになります。前にも言いましたが、WEBブラウザ経由で便利なUI、これに着目してくださいね。
全ては、そこにありますよ。
#いっそのこと、アドバイザとして動いても・・・