家庭内のPC、未来像
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今、どんなPCが欲しいか。
(1)この写真のように、ある程度WEB閲覧に適した大きさの家庭用持ち歩きPC
- 半日ぐらい持つバッテリ(6時間ぐらいがいい)
- DLNAまたはロケフリなどで映像や音楽サーバーのデータを再生可能(普通にWindowsが稼働でまかなえる)
- お風呂で落しても安心の防水&タフネス構造
- 12インチクラスの液晶(わりと大きめのフルHD解像度、B5〜A4サイズクラス)
- 重さは1.5kg以内
これは、もしかしたら噂のパナのTOUGH-BOOKの小型版で叶うかも知れない。
利用用途は、お風呂で映像鑑賞、キッチンや寝室への持ち込んでの作業
(2)電子手帳サイズでWindowsが動くPC
- 解像度をTVやPIMを見るのに適した「ある程度粗め:480×320ぐらい?」と「高精細:1024×800」のワンタッチ切り替え(そして切り替えるとソフトが起動できるようなアプリ連携ボタン3つぐらい付き)
- 耐ショック性(1mぐらいからの落下試験クリア、できればDSLiteぐらい頑丈)
- 瞬時起動、バッテリ寿命12時間以上
- FFがストレスなく動くぐらいのCPU速度、十字カーソル、タッチパネル
- ポイントは、ワイシャツのポケットに収まるサイズで厚さが1.5cm以下1kg未満(ワイシャツやスーツのポケットが『よたっ』っとしない感じ)
VAIO typeUやLOOK系で近いものがあるが、普通のクラムシェルで薄くて持ち歩ける感じでないと駄目。また、12時間ぐらい(映像を数時間見ても6時間ぐらい)持つぐらいのスタミナが欲しい。最悪は2バッテリ式で交換するのでもいいかも。
(3)ホームサーバーとなりうるPC
- HDDを簡単に増設でき、HDDを4基ぐらいポイっと増設が可能
- 地アナ・デジ録画(増設で3チャネルぐらいできる)、モバイル用圧縮映像データを同時生成可能
- 別PCからの簡単操作、DLNAガイドラインでの配信、WEB経由アクセスcgiも用意
- データをBlueRayへ簡単Backup&ダビング10対応コンテンツバックアップ機能
- ボタン一発、指定リムーバブルフォルダや指定PCのネットワークフォルダ等との一括sync機能(子端末自動backup)
- 静音で突然の電源断(ブレーカー落ち)などへの対策(瞬時復帰やメディア保護、録画再開)
- 高速な無線LAN
- デザイン性は必要ない(むしろ部屋の角や押し入れに入れても平気な防塵処理・365日耐久性能が必要)
家のどこかに追いやって、まさにサーバーとして利用。イメージはTOSHIBAのTVを録画する装置の化け物。ネットワークで上記(1)や(2)を子端末としてアクセスするもの。
HDDを簡単に増設して、記憶域を増やせるのがポイント。
重要なのは、WEBからのcgiアクセスもってところ。
これは、ユーザーで都合の良いインタフェースが作れるってことを意味してる。
「家庭の全てを」ってことで、例えばTOPメニューから無線等の監視カメラ画像を呼び出すページを呼び出せるようカスタマイズしたり、同じTOPメニューから溜め込んだ映像コンテンツを再生可能にしたり、iTunesをブラウザコントロールするWEBソフトなどを経由してレンタルやAirMacExpressと連動して好きな部屋の好きなスピーカーで再生させたりできる。
つまり、自分用にカスタマイズしつつサーバPCのデータも呼べて、他の家に関る機器と連動できる素材であることがポイント。
正直言うと、ドアホンの録画映像も溜め込めるとか、監視カメラの映像バックアップも同じ場所で記憶ができるようにして欲しい。
そして、それらが全部WEBかDLNAを通して、どこからでも「同じTOPメニュー」から呼び出せるってのが重要。
例えば、FileMakerやSQL+IISの組み合わせで住所録やToDo、スケジューラを呼び出したり、仕事や自分で使うDBを同じTOPメニューから呼び出せるようになれば、なお快適。
そのためには、WEBの仕組みでアクセスできないとどうしても構築できない。
家庭サーバーは、家庭用のイントラネットを構築しやすい形でないとだめなのだ。
しかもオープンな技術を組み込みやすい形で。
そして、それにアクセスする「家用のちょっと大きめの防水端末」「外に持ち出す小型軽量端末」をセットにして考えていないといけない。
どこのメーカーも、惜しいところまではできてる。たとえば、VAIOや新しく登場してくるNECのサーバー系PCは映像配信と録画でよく考えられてきている。
逆にPanasonicはTOUGH-BOOKの新型やドアホンと監視カメラの家庭内ネットワークで一日の長がある。今、電子錠も踏まえた連携ではPanasonicのドアホンネットワークに叶うものが無い。
でも、扱うのは1つにしたいんだ。
セキュリティなんて、後でどうにでもなる。まずは全体を1つにする土台。これが必要。家庭内のイントラネットを構築したいのだ。
全ては、そこから始まる。
そして、家庭内のイントラネットから、外部のインターネットの情報をajaxなどの技術でページ遷移なしで活用できるようになったとき、初めて「良き時代」の到来だ。
気がついて欲しい。
もう、端末の性能を求める時代ではないのだ。