DSはPDAになれるか?モバイルVAIOはどうあるべきか

今回、色々ソフトを見ていて思ったこと、それはDSはPDAの代わりになれるか?
ってこと。

根本的にToDo管理とスケジューラソフトが無いから無理だろう、と思っていたが、ここにきて『毎日が楽しい!綾小路きみまろのハッピー手帳』なるものが登場、なので、ちょっと貸してもらって、そのソフトを少し触ってみた。

このソフト、PDAとして見た場合、下記のことができる模様。

  1. 1日に2つの予定の入力
  2. 入力はシール(アイコン)設定、5W形式でデータをタッチで入力
  3. 独自予定を携帯のあ行五回タッチ形式で入力可能、手書はなし
  4. 知人としてアドレスぽい管理が可能
  5. 週間ビューで全予定の確認、月間ビューで予定の有る無しの確認
  6. きみまろの日別(男女別)の格言付き

って感じです。

なかでも、年配を意識して、予定の選択を「だれと・・どこで・・・」と選ぶタッチのしかたや、「朝」「病院」など単語を入力せずにボタン1つで選べる工夫、小憎らしいきみまろの声のセリフなど簡単に入力し楽しく管理、という部分にチョットだけ力を割いています。

なるべく面倒くさいことをやらせない、少しは楽にする、ってのはとても大切。
そういう意味で、「きみまろ」というテーマをプラスして格言を与えたり、絵心を加えるのはいいと思います。

残念なのは、DSのカートリッジという特性上、「こんな機能があればいいのに」に答えるためのアップデートができないってこと。
個人的には、一日2個しか貯えられないのが残念。おそらく記憶保持の容量の問題と処理スピード(負荷の軽減)でそうなったんじゃないかな、と思えるんだけどせめて、一日4個。これがクリアされていれば、電卓(なんとソロバンと2タイプ)もあるし、結構良いですね。


でも、これをみて、DSが媒体であるSDメディアで起動可能、更にソフトを選んで一度に持ち歩け、スケジュール管理もできるっていう可能性が出てきたし、ネットワーク(WiFi)による予定の連動や送信が可能になっていけば、もっとも理想のPDAに化けていく端末になってしまうことが立証されてしまった。

懸念としては、

  1. いくつも持ち歩くのは、グレー領域でないと不可能(今後ROMカートリッジとバイナリデータをセットで販売する販社orメーカがでてくれば解決)
  2. DSの処理速度、保存領域の問題(公式のR4みたいなSDメディアで保存〜DSブラウザについているGBA側のメモリみたいなのをSDHCメディアで入替えられればOK)
  3. 処理速度


ぐらいかな。

DSTTを持っていた人の起動画面を見せてもらった限り、4GB〜100件ぐらいを越えるとスクロールがむちゃくちゃ遅くなっていたのを見て、DSそのものの処理能力は「しろクリ」ことPEG700Cぐらいのレベル〜もしくはそれ以下と感じてるので、かなり厳しそう。
処理速度の問題は解決できませんが、メーカーはユーザーへ、買ったものの使い方を「押しつける」ことは出来ない〜押しつけても失敗するだけ〜ので、今後面白いことになってきそうです。

SONYがWMタイプのPDAを出すところをみて、PalmOSの方は、もう駄目なのかな?

って感じもするし、紙の手帳に戻っている人も結構居る。
仕方ないのかもね・・・

あと2年まちましょうか。その間にDS用のフリーな開発キット&SDHCメディアローダが公式に出てくるか、それとも、
MacOS XもしくはWindowsが電子手帳サイズに載せて動く時代になるまで。

先に携帯が変りそうな気もするけどね、iPhoneGUIを見て。でも、動詞→主語の旧和式ワープロのインタフェースから反対の主語→動詞のインタフェースに切り替えるのって結構大変。日本の企業じゃすぐにできないだろうなぁ・・・。


MicroSDHCのサイズで、8Gが今主流なわけだから、2年後にはこのサイズで技術的には128GB達成できるでしょう。
そうしたら、500円玉サイズあれば今のHDDの代りに使ってもコスト的に余裕で使えるだろうし、電子手帳サイズでWindowsってのも現実的になるでしょうね。

Windowsが動けば、みながソフトを作れる。ゲームのエミュも動く。最高なのかもね〜。


そうか、んじゃー、新VAIOは、電子手帳サイズで24時間駆動。これがいいんでない?
ワンセグもいらんから。まじで。シンプルに余計なものなくていいから、作ってよ。ほんと。
もう一度盛り上がるには、これでしょ、モバイルでVAIO