最近思うこと
どうしても、電車の中で、街中で、思ってしまうことがある。
別にいまさらでもないんだけど、ここ最近、思うのは「依存」が目立つようになってきた。
自分自身、歳をとったからかも知れない。
TV、雑誌、どれを見ても、マスコミから「こう使ってくれ」「こうしてくれ」というメッセージが見えるようになり、そして、そのどれもが
「こうお金を使ってくれ」
と書いてあるような気がしてならない。きっと昔からそうだったんじゃないかと思うんだけど、それが、なんというか、「あざとい」と感じてしまうのだ。
そして、それを横目に、電車の中で一心不乱にDSをいじっている人が多い。
昔に比べ、雑誌を読む人は確実に減っていて、DSをいじっているか新聞を読んでいるか、っていう感じの時間潰しをしている人が目立つ。
CLIEにどっぷりの時の俺みたいに、PSPで動画を見ている人も増えてきたか。
そういうのを見ている、どうしても、最近は映画MATRIXを思い出してしまうのだ。
さて、そんな中、今年はオンライン動画元年と言いつづけてきたが、AppleのiPhoneがいっこうに発売されない。
DoCoMoとソフトバンクの両方から出るんじゃないかと予想してるんだけども、なかなか出ない。
Touchを買ってしまおうかな、と食指が動いているんだが、まだまだ我慢しています。
ところで、Air出てきて、いまいち、という声が多いんだけど、今回のAirは、動画のレンタルサービスも含めたソリューション提案じゃないかと思っているんです。
インストールも可能なリモート高額ドライブ、無線バックアップ、動画レンタル、そして、持って歩くのも出来ますっていう形。
これら、全部含めて、
実は、壮大な、新 iPod (Touchを白くしてHDD搭載)のための布石
なんじゃないんだろうか、と。
ケース1:リモート光学ドライブ → これでTouchでDVDを見るぞ!
ケース2:PCで転送したタイムカプセル上の動画や写真 → これも見るぞ!
ケース3:タイムカプセル上のMusic等のライブラリ
→ 無線で入れ換えできるし、itunesの「同期」ボタンも要らないぞ!
ケース4:動画レンタル → HotSpotでいつでもどこでもレンタルできるぞ!
ケース5:PDA的にToDoやメモを出先で記録しても、家に帰ると自動でSyncしてるぞ!
てな感じです。
つまり、今回のAirというソリューション、これはAppleがケーブルを使う生活スタイルの呪縛を解き放つぞ、という明確なメッセージじゃないかと思うんです。
そして、この延長にあるもの・・・
車のナビと、無線で通信。街のキオスクやターミナル端末と無線で通信。
そして・・・
そう。その先にあるもの、それはDSのポジション。
この恐ろしい展開は、やがて世界を席巻するんだろうな。
今ひとつ、なんか、違うというイメージのあるDSやPSPを凌駕して。
Appleは、かつて、NEWTONで失敗した。
それは、端末だけを売っても、ダメなんだ、という失敗を学び、再びチャレンジしようとしているのかもしれない。
じっくり時間をかけて。
数年後、俺の家の中は、かつてのようにAppleを取り囲む製品で埋めつくされるに違いない。