ホームサーバーをどう組み立てるか

さて、今出来てることと出来ないことを。。。


まず、音楽面


MacOS X ベースのiTunesを中心にし、

  1. AirMac Extreemを用いることで、サーバー→どの部屋のスピーカーを鳴らすかのコントロールが可能(サーバから、および、どのクライアントからも)
  2. NetTunesやwebremoteを用いることで、どのクライアントからも、サーバーの音楽を鳴らすことが可能(これ重要。Web経由〜CLIEでも〜メインのスピーカーをコントロールできる)

これを考えると、メインのMacにUSBまたはSoundOutからスピーカーでリビングであろうと、寝室であろうとも。
または、キッチンからリビングのスピーカーであろうとも自由に束縛されずどこからでも音楽を鳴らすことができる。

たとえば、最近流行のYAMAHAのバスルームみたいにお風呂にスピーカーをセットして、お風呂の中でPCもしくは何かのブラウザが使える端末であればお風呂の中でサーバーの音楽を聞くことができる。

鍵となるのは、ワイヤレスによるスピーカーのコントロール、およびサーバーをWeb経由で操作するってこと。

これは結構重要で、実は音楽をコントロールするだけなら古くて使わなくなったCLIEなども充分・・・いや、タッチパネルである分、わりと重要なアイテムとして使うことが可能だ。


実際、webremoteをMacにインストールし、CLIE UX50で曲を選んで音楽を鳴らす・・・進んでいる人はiTouchで音楽を鳴らすのかな・・・のは、非常に便利だ。


さて、今度は動画面で考えよう。

動画で似たようなことをするのは、結構敷居が高い。

今現実問題で可能なのはDLNAガイドラインに沿ったクライアント(液晶TVでもOK)で診ることを前提とし、サーバー側に動画発行を行うソフトをいれること・・・・か、ロケフリを導入したWindows等という限定的な環境。
もしくは、Apache等でFLVやmpegを再生する自宅サーバーを立ち上げて閲覧することになるだろう。

ダビング10の問題が最近解決したばかりなので録画したPCで無いと見られない環境が多く、結構制約も多い。
HD画像を飛ばすにしても制限のため、うまくいかない。

WirelessHDなる規格も出来たが、これに準じた製品は秋以降でないと登場しないだろう。

現実問題はDLNAガイドラインで動画を流し、最低でも100Mクラスの有線ネットワークを組まないといけないだろう。

今可能なのは

  1. PCIボード経由のソフトでクライアントPCで録画されたデータなどを見る(Windowsでないと絶望的)
  2. ロケフリを使って個々のPCにクライアントソフトを購入して見る(パソコンでないと絶望的)
  3. 個々のTVにリンクシアター的なDLNAプレイヤーを準備し(ハードまたはPS3など)DLNAガイドラインに沿ったサーバーソフト経由で家庭内配信する


理想はどういう形か?

やはり、録画したマシンでFLVないしはMPEG4をWebブラウザ経由で流すかDLNAガイドラインで提供してくれるのが手っ取り早そうだ。

VAIOなどに代表される録画データ、PCIボードメーカー付属のビデオサーバーソフトの機能は、ほとんどが専用動画再生クライアントが必要で、うまくDLNAの規格を利用してくれていない。

だから、最近標準になりかけているTVのインターネット接続機能をやDLNAのLAN再生機能を上手く使えない。

HDコンテンツを守るのは重要なのかもしれないが、圧縮動画にまで制限をかけている結果、使いにくい動画サーバーしか出来上がっていないのが現状だ。


さて、iTunesやWebサーバーをコアにして、動画が自宅で配信できるようになると便利だ。
操作は統一され、同じデータが使える。
DLNAに準じていてくれれば、LAN内の別なHDDサーバーを軸に使える。

今年出てくる各社からのTVサーバー実現PCは、そういうのを導いてくれるのだろうか。
とにかく、ソフトはいっぱいつくらず、シンプルに使えるようにして欲しいものだ。

最近、VAIOの付属ソフト一覧ページを見る機会があったが、あれ、多すぎ。何がなんだか判らん。
そんな状態だと、ほんと、Macにやられるぞ・・・。

既にiTunesは、動画レンタルの仕組みまで準備されているというのに・・。


  PCまたはTV ・・・ サーバー ・・・LAN上のTBクラスHDD

この連携をしっかりし、複数台の「どのPCまたはTVからサーバー」からLAN上のTBクラスHDDの「どの動画も」見ることができる。

これを実現しないと、真の意味で映像のホームサーバー化はありえない。
リビングで見ている映画を一時停止してトイレでもお風呂でもキッチンでも続きを見ることができなければ、意味がないのだ。