顔の見えるコミュニティの崩壊
あけましておめでとうございます
今年は時間が足りなくて、年賀状を1枚もだせませんでした。
携帯に直接飛んできたアケオメコトヨロメールについては、返信したのですが返せていなく、本当に申し訳ない。
この場を見てくれている人、改めて、今年もよろしくお願いします。
では、例によって書き初めの1/2なので書いて見ます。
さて、去年は色々悩みました。
まだ答えが出ていませんが、Web2.0という時代に突入し、私がやりたかった「Webで情報を共有」という概念は、ほぼ全てクリアされてしまいました。
これらにより個々で頑張っていたフリーク的なサイトはほとんど姿を無くし、代わりにアフェリエイトという小学生でも大金を手にするチャンスのあるしかけのリンク、そのリンク先で商売を目的とした情報提供、そして、それらが嫌な人はほぼ2chかSNSへ逃げ込む〜しかし○○○、という個人サイトにとっては悪循環な図式が確立されてしまった。
2chの情報はWikiという形で吐き出されるので、結局2ch情報に皆が集まり、顔の見える展開はクローズされた空間の中かライターという形でしか世に残らなくなってしまった。
カオス的に情報が渦巻いて吐き出される2ch→Wiki化は、世の中の一番成功した情報共有だと思っているので、これ自体は素晴らしいことだと思うし、
自分でも良く使っています。
しかし、昔あった、色んな人が1つの思いで集まる。そこで何かを生み出す、というようなパワーは消えてしまったのではないかと思っています。
そこで、皆が参加して、それがイコールDBという形で記録が残り、モノの情報として、体系的に導かれる穴や疑問を消していくことができれば・・・と思って新サイトの構想を練っていましたが、なんとなくはできても陳腐にみえてしまい、結局前のver.12時代のtreasure-waysのJSPサイトにログイン機能と皆が書けるようになっただけとさほど変らなくなってしまい、客観的に見てボツに。
よく見れば、WikiとBlogのくっついたでき損ないにしか見えなくなってしまった。
そこで、もう一度原点にもどり、何がしたいのか?
を考えて見たい。
やりたいことは
- 皆が自由に書き込め、読める
- ある1つのテーマを元に皆で掘り下げられる。Tree状に情報が展開され整理される
- ポワンとしたもんを皆で叩きあい、結果成果物が得られる
- 自分が知りたい情報と比較検討ができる
漠然と言えば、こんなところだろうか。
- スパムコメントを避けるためにログイン制度は必要だろう。
- Tree状に情報を整理するには、キーワードや引用=カテゴリ化のような付加情報が不可欠だろう
- 叩きあうにはBBS的な機能が必要になるだろう、そしてそれを元にTreeへの展開を行う機能が必要だ
- 比較検討に複数のキーワードによる検索とDBの存在は欠かせない
大切なのは、マスコミでもなく、Wikiでもなく、皆が情報を写真など(目に見える確かな情報や解説図)を付けて持ちよれる土台だ。
しかし、SNSやBlogとの明確な差が付きにくい。
こうだ、という漠然としたものはあれど、それがうまく形にできない。
去年まででASPでのシステム構築技術は自分の中で確立されたので、ASPという土台で再チャレンジできればいいと考えています。
でも、光回線で自宅サーバをやるには、IP固定化の料金的な壁がまだまだ高い。ここが一番のネックだと想う。
趣味の世界で、色んな維持費を踏まえて毎月にならして3万近く払うことが許される身分を家庭内で構築できないと、実現できない。
やはり、一番の壁はここなのか。
維持するために商売に繋がることになってしまう、というジレンマ。