わけわからん世界に突入しそうな、TV録画まわり。
さて、ここ1〜2年で、わが家の環境は、プラズマ+DVDレコーダという最新の環境になったわけですが・・・
というのも、今までは、数年前に買ったSVHSデッキ×2とPS2、ってかんじな構成で、TVも数年使い続けたやつとちっちゃめのゲーム用しかなかったので、普通の暮らしだったわけです。
録画はGigaPocketのカード(Yuzu)をヤフオクで手に入れて以来、VHSを使わなくなり、DVDレコが流行ってもCoccoonが出ても見向きもしなかったため、BSとデジタル放送には縁が全く有りませんでした。
で、で、で、すね。
今年に入って、デジタル放送を見て、その奇麗さに感動したわけですが(オススメは散歩番組)、非常にややこしい世界なのが良く分かりました。
- 著作権保護用のB-CASカードを挿さないと見ることも許されない
- B-CASカード利用時に、個人情報を提供しなければならない
- デジタル放送のほとんどはCPRM・・・1回しか記録が許せない放送である
- うちは、なぜか地上派デジタルが受信できない(選曲設定ができない)エリアである。
- デジタルのクオリティをそのまま記録するのにはD-VHSかRecPotMのような製品が必要
- 普通のチューナーは、アナログかBS,CS,デジタル地上波の2つしか同時に選局できない
- CSやスカパーなどを見るには電話回線を繋がなくてはならない(いくら電話代が取られるか不安)
という、まぁ、当たり前といえば当たり前ですが、なんというか、使う側にとってみれば「やりきれない」制限が盛り沢山だったわけです。
で、今まではBSもCSもオマケと考えていたのでどっちでもいいのですが、あと6年で今までのアナログ放送だけの機器はほとんどゴミになるわけですから、そろそろ本気で理解しないといけないな、と思い始めて来ました。
で、PCの方ではどうなってきたかというと、どうも、1COPY制限の問題のために、技術が進歩できないでいる様子。
デジタル放送を受信できるチューナーカードが出来ても、そのチューナーカードが利用できるのは1ソフトのみという制限を加えて、信号の流れが奪われないように、かつHDDに記録したらそのPCだけが読めるようにするしかない、という形になりそうです。
はぁ?という感じで、これ、PCを提供する側もむちゃくちゃ面倒くさそう、安いPCには提供できないし自作機にはムリじゃない?と思うわけです。
で、デジタル放送の行き着く先は、こうなるのかな、と思います。
NAS+デジタルチューナーカード(複数挿し可能)+放送サーバー
簡単なことで、1COPY、つまり1回しか記録できず、1PCにしか記録ができないのなら、LAN経由で記録したものをストリーミングしてもらえればいいんですよ。
幸い、DVDレコーダーの自作機みたいなものが秋ごろには出るようで、まさにそれがそんな感じ。
ここまで話すと察しがいい人は気がつくはず。
思うにですね、1COPYの制限をかけたことで、ネットワークで閲覧する世界が一気に華開きます。
とするとですね、公衆無線LANサービスとグローバルIPをうまく使うと、ほら、例のSONYのLOCATION FREEなTVが・・・。
1COPYの制限をつけたがために、「なんとかしよう」という人たちが増え、結果的に記録なんて誰かがやってくれたのをストリーンミングで見られるから制限なんてどうでもよい。
という世界になるのではないでしょうか。
例えば、サッカーを放送するパブで、この無線LANストリーミングサービスをしたらどうだろうか。
自分が観たい試合や放送は、あそこに行けばいつでも自分のPCやモバイル端末で見ることができる、という世界になるわけ。
まさに、夢が広がリング。1COPY、さっさと辞めたほうがいいと思うんだけどね。B-CASで取得した個人情報が漏れたなんてことになる前にね。そうなったら、もう・・・