終焉
ついに、CLIEは終わるようですね。
ある意味残念のような気がします。
って自分はすでにZaurusになっていて使っていないのですが本当に欲しい機種を待っていたのは事実です。
思うんですが、最後の最後まで、CLIEの求められている姿を実現できませんでしたね。
それはソニーのマーケティングと世間のズレを象徴するようなものです。
このズレがなんで起こったのか、理解するまでSONYの復活は無いかもしれません。
私がSONYのCLIE開発にいたとしたら、こういうものを出していました。
- CFスロット搭載、SDスロット搭載、MSDuoスロット搭載の3スロット(CFはPHS/LAN用)
- Bluetooth2.0以降、a/b/g(同時に使用した100Mにも)対応の無線LAN内蔵
- UX50の画面をNX70ぐらいのサイズにし、キーボードを電子手帳のような形にしたもの
- つまりターンスタイル、色はシルバーとガンメタ、typeTで使ったブラウンを着せ替え可能
- インターネットブラウザ、メールソフト搭載
- CLIEオーガナイザー搭載、アイコンや便利帳などの仕様を一般に公開、作成ツールを無償で配布
- ロケーションフリーTVをソフトウェア的に搭載、スゴ録やPSX、GigaPocketの内容を外出先で見られる
- 640x480の液晶搭載
- バッテリはTH55よりちょっと長持ちしないぐらい
- Appleのランデブーのような周辺機器を認識する機能を搭載
- FMトランスミッタを内蔵
- 辞書ソフトが付いていて、MEMORY STICK Duoで配布される辞書ROMを購入すれば辞書も行ける
こういうのが出ていれば、キーボード派に受けていたと思うんです。
前と違って、SDで1GBや2GBを実現するのが簡単になってきましたし、a/b/g搭載の無線なら100Mでるので転送の問題も解決、さらにどこでも音楽やビデオが見られる。
辞書もみられて、インターネットもメールもOK、PHSも有線LANもできる。
こういうのが出ていれば、それでよかったんです。
たとえ、それがVZ90サイズでも、それはそれで良かったんです。
結局、ユーザーが求めるようなCLIEはでなかった。TH55のユーザーだって、あれに
CFスロットが付いていれば・・・っていう人も多かったはず。
でも、「でなかった」
でたのは、中途半端な機種ばかり。
正直、TH55とNX70ぐらいじゃないだろうか。N700C(750c)以降まともなの。
まぁ、辞めるなら今でしょう。PalmOS6を待つのもあわせるのも大変でしょうしね。
そういう意味では、一旦距離を置いた方がいいかもね。
とにかく、自分たちで使いたいと思うような製品を作ってくださいよ、今度は。