先週から色々探っていたのですが、どうもまだ判りません。

なにがって、「はてなアンテナ」のピックアップアルゴリズムです。昔のアンテナというか巡回チェックプログラムってのはファイルの日付を取得し、それをもとに前回から更新されているかどうかを調べていただけだったと思うんです。

(アンテナがどういうページを作るのか知りたい方はこれ をクリック)


この場合のチェックには欠点があって、フレーム採用のページやcgi型のページだと対象となるファイル自体はほとんど更新されませんので事実上チェックが不可能だったわけです。



そこでサイト側がクッキーを与えてそれを調べることによって最新かどうかを把握する方法が流行ったと思います。うちの最新履歴(判りにくい履歴ポイントとかいうやつ)は、お使いのクッキーに今読んだログの日付を与えて次回アクセスしてくれたときに


「あ、前回はこのログ日付の読んだね、それ以前は読んだことにしておくよ」


っていう形に処理していて、それで対処しているんです。


ところが、「はてなアンテナ」はちょっと違います。まず、フレームにも最近あちこちでみかけるcgi型の日記をも対応していて、新しい文章を引っ張ってきてくれます。


思うに、これ、核になっているのは「diff」の技術〓つまり、差分技術だと思うんです。前回(どうも数回前まで)の文章をある程度記憶しておいて、新しく取得した文書と比較し、文字の違う行を取得し、それを抜き出したものを表示する、という手段のようです。

それを検証すべく、まず、3段階の実験を行いました。

  1. まず、日記の文章や LastUpdate などの特定文字から日付を取得してブロックを認識しているのかチェックしてみました。一括取得ページを設定し色々探りましたが、この時点で判ったのは、



     → 文章から日付を取得しているかもしれないが、ブロックを判断しているわけではない。

     → クッキー情報はチェックしてくれない




    ということでした。


  2. 次に、「出ない」と誤変換していた行の文字を「でない」と直しました。その結果、



     → その行だけがアンテナの文章になりました。



  3. 最後に、対象となる日記の全ての行の最後に半各スペースもしくは、<BR>タグの前にスペースを入れたりして調査をしてみました。



     → その結果は変わりませんでした。



この事から、まず、文書をテキスト化し、恐らく空白などの無駄部分を排除して保存し次に取得した加工された内容と比較して「差分」つまり、違う文字がある「行」を新しく取り出し、それが「更新」された扱いになっていくようです。



このことから、日記型のようなページでは非常に有効だけど、更新履歴+ページまるごと追加型のうちのようなサイトには向かないことが判りました。

そこで、一括表示モードを実現するJSPファイルにテコ入れし、更新履歴情報+最新ページの同時表示を施したページをつくりましたが、それでも誤字脱字の訂正を行うと、そこだけが更新されたと勘違いされてしまい、せっかくアンテナに再新ページが全部拾われるようにしても全部パァ。無闇やたらに文書の訂正が出来なくなりました。



かといって、一発書き込み終了型の日記cgiを用意するのも何ですしね。また、うちの場合には現在のログに設定されているキーワードから、過去のログをインデックス検索し、その結果を「関連ログ」として引っ張ってくる仕様なので日記ごとに別ファイルでなければいけないという問題もあります。その仕様もあるんで、まぁ、こればっかりはどうしようもないかな、と思っています。アンテナがブロック単位で取得できればいいのにね。

一発型のcgi日記にしてしまうとその日その日でレイアウトが完全固定されて決めうちになってしまって、私的には逆にやりにくいですし、SQLで管理したURLからの検索とNamazuの全文(キーワード)検索を今以上うまく連動させるプログラムを書くのも面倒かな、と。




まぁ、そんなこんなで、昔から、誤字脱字のチェックとか、推敲すらあんまりしないで書くのがボヤ斬るなんですが、他のページでもアンテナを使う上ではあるかもしれないので、アンテナが拾う内容がたまに極端に少ないときはご勘弁を m(_ _)m。


ころで、アンテナが市場の日記cgiに対応してきたという背景は、世間←便利を合わせる、という構図で、アンテナを使う人が増えてきたということを意味していると思うのですが、全然別の話として、実生活のアナログの世界において、ちょっと凄い体験してきました。


先週の土曜日に築地の場内市場に行ってきたのです。そこでは外から来ている人なんてお構い無し。「ターレ〓(ターレット)」というエンジン式1人車が縦横無尽に飛び交い、本当に危険でした(^^;

ボケっとしていれば轢かれそうになるわけで、女の子には比較的注意してくれるみたいですが、野郎には容赦なく、本当に危ないです。

まぁ、このおっちゃんにしてみれば、市場で働く人が一番偉いわけで、うちらはよそ者、そりゃ当然だわな(笑)。


もっとも、市場を見てまわっていても、個人で買えるようなものなんか・・・しかも、そのまま銀座とかに繰り出そうと考えていたのでオミヤゲなんて、生物は特に買えずじまい(苦笑)

まぁ朝ご飯だけ食べて帰りました。場内にてウニ丼(またか^^; ・・・1000円で食べたウニ丼も見かけよりウニの量が多く感じ、いい感じ。私情が絡んじゃうので店は教えないっす(笑)


帰りがけ、気になってた卵焼きもチェック。有名な(たぶん)松露(!?)のほうは、「実践・たまご焼き」ということでオバちゃん達に家庭でもできる焼き方を指南していました。


それよりも、うまいなあ、と思ったのは、テリー伊藤のたまご焼き屋のやつ。1個100円で出来立てホヤホヤの、わりと大きめのたまご焼きが食べられます(場外市場)。

売っている場所の向かいの棟には座って食べられるスペースや共同で使われる飲み物の自販機があるスペース、さらにトイレもありました。良い立地で1パック150円前後でも一般で手に入る卵を、おそらくMサイズ3個ぐらいの大きさのたまご焼きにして売る(しかも出し汁で伸びてるから、1品卵は1個ぐらいかな?)で販売し、テリー伊藤のネームバリューと店の立地の良さで、店の前は行きも帰りも行列あり。

わりと甘めなのでデザート感覚なのか若い娘は結構並んでました。・・・この店、利益率は凄そう。そういう意味で、うまいなぁ、と実感。

「知っている人の店を知ってみたい」的な心理的な市場をうまく捉えていて、ちゃんとゆっくり食べられる場所がある分他のたまご焼き出している店よりアピールが巧い。

1コインで買えるところも、管理や手軽さの面で巧い。プロのたまごを焼く姿を目の前で見て「すごいなぁ」と思えちゃう錯覚も利用しちゃうとこも、いやぁ、さすが。

自分でくまなく探すと、インターネットでも市場でも、面白い発見があるもんです。外でのおでかけは足を使いますが、インターネットも外でも結局は自分の目で見て見つける、これにつきますなぁ。と、いうことで、厳選モバイル「アンテナ」も加わった、モバイルリンクPDA。次のPalmMagazineに載せてもいい?ってオファー来ました。皆様よろしく(笑)


ところで、家の近くにプロフェッショナルな食料販売店「METRO」が出来たんだけど、あそこって、保健所が発行する営業許可書を見せて、入店用のIDカードを取得しないと店の中にも入ることができないんです。

覗いてみたいなぁ、と思ったけど、残念。いやはや。