FF11の続きです。



ある程度、睡眠時間を削ってやってみました。今度のFF11がどういうイメージか判らない人に、なんとなく、てな感じで掴んでもらう形の図をまず見てください。




こんな感じで遊ぶ、というか、遊ぶための仕組みはこうなっています。


各サーバーが、パラレルワールドになっています。FFらしく、サーバー名が歴代の召喚獣の名前になっているのミソですね。また、重要なことは、友達同士で一緒に行動するには、自分のログインするゲームサーバーと同じサーバーに相手も居ないと出会うことすらできないことです。


そこで、キャラクタ制作時にワールド(サーバー)を選択することがきます。ワールドパス(WP)という形でゲーム中に発行してもらい、それをゲームの世界で購入する手続きを得るということになりますね。

また、すでに使いたいキャラクタの名前(ハンドルネーム)が存在していると問題なのでユニークな名前でないとダメだったりします。



ポイントとして、PlayOnlineというネットワークゲーム全体(他のゲームソフトも含む)の認証サーバーがあり、そのサーバーがソフトの購入登録コードの判別や月額のチェックなどをし、その先にFF11の入り口用サーバー、実際に遊ぶサーバー、という順でいくつもの段階があることです。

当初、FF11で遊ぶサーバーよりも、PlayOnlineで金銭関係のカード番号などの登録処理で先方がパンクし、いつまでたっても遊べない、という自体が起こったわけですが、一旦落ち着くと、あとはすんなりと遊べるようになりました。

街の人からの依頼:エストという達成度で自分のランクがかわる。ランクはクエストなどの発生条件に影響
国からの依頼:ミッションという達成度でお金やアイテムなどを取得。自分の装備品などに


こんな感じで、シナリオが動いていきます。今までのFFシリーズは言わば「映画を見るように決まったシナリオに向けて強引に展開する」のが常でしたが、今回のFF11違います。どちらかというと、ロマンシング・サガ的に自由な行動をします。



特に、初めの町からのスタートは、いきなり「目的も無い」「場所も国名ぐらいしか解らない」「町が異様に広い」という3点セットが、今までのFFの常識をくつがえしています。

自由度が無い分、社会人には非常に気晴らし的に遊べたFFですが、今回は違います。自由過ぎて何していいか分からないぐらいです。

また、武器装備もLv11にならないと装備できない、みたいに全て決まっているので、従来のように新しい町で武器装備をどんどん強いものにして自分のレベルそのものをあげなくても先に進める、みたいなことは一切出来ません。

ンラインゲームの特徴は、見知らぬ人と「バーチャルな世界で一緒に同じ時間軸を共にする」ことです。

たとえば、パソコン通信時代からハマった人も多い「チャット」。これがゲームの中でできます。それだけでなく、今度は一緒に「ゲーム上の冒険」ができるわけです。

例えば、もともと知っている友達と一緒に「あのダンジョンにチャレンジしよう」とか、見知らぬ人で同じレベルぐらいの人に声をかけ、強い敵がいるところに一緒にいきましょう、みたいなことができるわけです。

ある意味、本当のバーチャルリアリティを実現したものであります。

ついこの間、見知らぬ人に誘われ、参加しました。正直、初めての体験で、ものすごく興奮・ドキドキ感を味わいました。

また、ゲームの中で協力しあう・役割分担を認識し(自分のキャラの職業により、例えば白魔道士ならパーティの回復を中心に行動とか)遊ぶ、という未知の経験を味わえます。


つまり、別世界がありました。


正直、カルチャーショックでした


なんというか、この感覚は今までに味わったことのないものでした。もちろん、キーボードでチャットしながら敵とも戦って、っていう展開になります。「ふぅ、・・さんの回復のおかげで助かったよ」とか「あの敵にはあの魔法がいいね」とかいうゲーム的な話しもあれば、世間話もあります。また、悩んだりした謎について「同じ世界でゲームしている人に問いかければ教えてくれたりします」。例えば、相手の装備品をチェックして、「その武器いいねぇ、どこで手に入れたの?」とかです。


つまり、仮想空間というか、別の世界がそこにあります。更に本当の意味でロールプレイができます。例えば、渋いオヤジのキャラの人はかっこいい、だが年寄りくさいセリフで話したり、とキャラに成り切って遊べます。

いことでもあります。現実と仮想世界の区別がつかなくなり、事件も起きはじめたり、という具合にもなるのが分かります。

でも、プラスに考えると、例えば、コストはかかりますが、夫婦や親子でそれぞれPS2を用意し、一緒にゲームするってのはどうでしょうか。これから梅雨の時期にどこにも行かなくても面白い体験になると思います。

PS2を2つも用意できないってのは当然でしょう。ですが、近々PC版も出るようです。つまり、自分のパソコンでFF11に参加できる日も近いうちにやってくるようです。



そうすれば、彼女はPS2で自分はVAIOで、みたいな遊び方ができるわけです。当然一緒に同じ時間を用意しなければならないので、それが一番辛いことになりますが、お父ちゃん、休日に疲れて眠い目こすりながら運転して家族奉仕しなくても良くなるかもしれません。

プラスに考えれば、面白いです。FF11だけでなく、今後は知らない宇宙空間の惑星にオンラインでバーチャル旅行してくる、みたいな世界がすぐにでもやってきそうです。シュワちゃんの映画みたいですネ。



レベルをあげていくのは、ちょっと辛い作業です。オンラインゲームって「クリアの無い」ゲームだ、って聞きます。FFだから、一応のラストボスが居ると思いますが、私が思うには、序盤は数人のパーティで行動しないと絶対に倒せない敵やクリアしにくいイベントは無いが、後半は一人でやるにはかなり辛いレベルや設定にしてあると思っています。

クリアしても、別な形で新しい展開を盛り込んでくるでしょう。毎月コンスタントにお金を徴収するには、みんながなかなかゲームを終われないようにする必要もあり、かつ、終わっても新しいイベントをサーバーに追加するだけで生まれ変わります。また、ソフト的なバグや仕様変更もプログラムをHDDにダウンロードさせればOK。



ソフトも登録してしまったコードは再利用できないので、メーカーにしてみれば中古販売も防げるわ、ソフト代だけでなく毎月収入があるわ、後からバグ調整やシナリオ追加できるので話題性を維持できるわ、といいことばかりです(例えばあるクエストで依頼されるはずの人物が何もしゃべらない問題を対処、とかです)。

そのうちに、システムを先に作っておいて、売り出し、後からシナリオを完成させるという強引なゲームも販売されていくことでしょう。



さらに、GMという監視&サポート役がいるのも良いです。非難やいじめにネットワーク上で遭遇しても対処してもらえますし、どうみてもプログラム的におかしいだろうという内容を相談できます。


ネットワークゲーム、これは、間違いなく、流行りますね、これから。TVに繋ぐゲームはオンラインゲーム、持ち運びはゲームボーイみたいな端末で友達同士で集まったその場で無線通信使って対戦、こういう世界になるんでしょう。



と、なると、インベーダー→ゲームウォッチファミコン→CDゲーム機→PlayStation戦略(ソフトの継承)→オンライン、日本人を一番ワクワクさせてくれるのは、やっぱりゲームなのかもしれません。


日本人のゲームに対する質の高さは世界一ですネ。今後は、バーチャルな世界の作り込みの職業が流行りだすでしょうね・・・。


一日あんまり時間を割いているわけではないので逢えるかどうかわかりませんが、私は Diabolos サーバーです(ゲーム始める時に、Welcome to Diabolos みたいに出ます)。名前は・・・内緒(笑)オヤジ的なキャラでやっていますヨ。