小麦粉ってのは、偉大であると同時に、一人暮らしのなかでは、いい意味でも悪い意味でもポイントを占めている。

たとえば、パスタやお好み焼き。

ラーメンでも焼きそばでも、これほど一人暮らしに貢献してくれる食材はない。カレーにも、入っているし、シチューにも入っている。パンもそうだ。一人で暮らし、帰りが遅いとご飯を炊くのが面倒で意外に多くなるのが麺類とパン食。

だから、小麦粉はかなりポイントなのだ。

ところが、悪い面もある。たとえば、私はインスタントラーメンをあまり食べられない。蕁麻疹が出るのだ。なぜ?といわれてもどうしようもない。もともと、小麦粉は食べてすぐに運動したりすると蕁麻疹が出やすい食材だということを、昔なにかのTVで見たことがある。私の場合、昔、徹夜でカンヅメになって仕事していたときに小さな部屋で4人、3人がヘビースモーカーで私はそのときにはあんまり吸わない人間で、特に仕事をしながら煙草で気をまぎらわすことは一切やらないタイプだったので、それはそれは、つらかった。部屋が真っ白だったから。冬で締め切っていたこともある。

そのとき、しかも免許も教習所に通って毎朝実習も行っていて休みは講習を受けて、と休みも無い、仕事も徹夜に近い状態、ってのを繰り返していたら、いつのまにかに煙草が大嫌いになってしまった。そして、そのときに食べていた食事がカップラーメンが多かった。

その状況が、いまでは、カップラーメンを食べるとあの頃のハードな日々を思い出し、蕁麻疹を誘う。



で、小麦粉は、私の知るかぎり、台所に食べのこしを残してはいけない食材である。カレーやシチュー、麺類でもなんでも、小麦粉を使った料理をしたときに、その皿を適当に水で流しただけで台所に放置すると、悪臭が出やすい。危険なんです。

だから、小麦粉は、メリットとして手軽に食事を提供してくれる反面、扱いを適当にやると、最悪な生活になりかねない。



その、小麦粉を使って料理をすると、楽しい。たとえば、「うどん」を打つことや、「餃子の皮を作る」ってのは、簡単に取り組めて、かつ、料理の楽しさを教えてくれる。家族でやるともっと楽しいと思う。特にオリジナルな餃子の皮は、餃子を作るという楽しさを広げてくれる。

小麦粉は、将来にわたっても、暖かい未来を提供してくれる、素晴らしい食材なのだ。