GWもiPad

このGWは家でまったり中の状態です。

うちにはリビングに42インチのTVもあるんですけど、最近は寝室等でiPadを使ったビデオ鑑賞ばかりになってきました。

本国ではレンタル感覚で$2でダウンロードできたりCMつくけど無料で見られたりするドラマが主流ですので、iPadのコンテンツの充実度については目を見張るものがあります。
だからこそ、そういう下地があるからこそ、iPadという「やりたいことを中心に考えた端末」がヒットするわけなんですよね。
で、日本はそういう意味で残念。

海外ドラマとかみてると、本当に思うのが日本のTVドラマは「レンタルしてでもみたい」と思うような内容が少ない。
でもって、レンタルの感覚でダウンロードして視る、という環境も無い。もうね、本末転倒な感じですよ、本当に。

で、iPadがもうすぐ発売っていうこの中で、というより日本のiTunesMusicStore(iTMS)の残念度を悔やんでばかりいられませんから、自前で準備していく環境を考えていきました。

(1)TVはアースソフトのPT2を利用して録画、それをAirVideoで視る。
(2)DVDはPT2で録画するPCを2次的に利用してISOファイル化し、HandBreak等を利用してMPEG4等に変換し同じくAirVideoで視る。

こういう感じですか。そこで重要になるのは、親になるPCをコントロールする方法。ということで、VNCというリモートの機能を使ってコントロールしていく、って感じです。

しかし今の現状で、VNC端末としてiPadを利用するには高価なソフトが必要か右クリックできない無料版ソフトしかないので、まだまだ実用的になっていません。

自分的には、

 ■母艦としてMacMini。写真や音楽はこのマシン。これにiPhoneiPadを繋いで同期。アプリや音楽の購入はこれで。
 ■PT2を使用した録画用WindowsXPのPC。秋葉原ショップ通販で3万で買った奴。セットアップ後、モニタは繋がずリモートで。
 ■MacBookが自分のメインマシン。VNCリモートでWindwosPCを画面共有、Finderからの画面共有で母艦の画面を視る、って感じ。

色々処理速度的にMacBookが一番早いので(PT2は裏で録画したりしてたりするから)、PT2PCでISO化(DVDFabを利用)し、ネットワークで母艦のMacMiniの方からHandBreakしPT2PCのムービーISOを読み込んで手元HDDに生成しそれをAirVideo配信またはiTunesに登録って感じで利用しています。

MacBookiPadの棲み分けですけど、キーボードを繋げるとはいえ、前回書いた通りかなカナKANAのキーアサインが使えないためiPadで長文の利用はまだ非実用的。
フリックも無いままずっといくなら、iPadは本当に「視るだけ専用機」になっていく可能性もあります。
こうやってblog書くのもやっぱりMacBookになっています。
そういう意味では、今までの使い方と同じものを求めるのは、iPadに酷なような気がします。

しかしながら、「視たり聴いたり」する端末としては、液晶の倒せる角度が固定になってしまったMacBookなんて使いたくなくなる状態です。家のどこにいくにも、もっていくのはiPadです。

てことは、正直言って、ノートPCはもういらないかもしれません。母艦用にデスクトップがあればそれで事足りちゃうんじゃないかと思います。今はセキュリティ関連の問題と、iPhoneのおかげでモバイルPCを必要としない時代になりましたしね。
(セキュリティ関連=会社の書類を外に持ち出したり外で作ったものを会社に持ち込む事が倫理的に不可能になった時代)

世の中、誰もがコンテンツを配信したり作ったりしているわけではありません。むしろそんな人はごく一部です。大半はインターネットをみたり調べたり、YouTubeとかを利用して「視る」側ですよね。
iPadはそんな人たちにものすごくインパクトがあります。

そして、その画面の広さから、何かを組み立てる「構想」を練るための道具としても使えるようになると思います。
出先でちょっとピアノとかを弾いて作曲してみたり、アイデアプロセッサで文章の組み立てを考えたり、もしくは漫画の構図を考えたり、最近ちょっと気になっているのはプロダクトサンプラー(画面サンプルとか模型のプロトタイプや草案作成ツール)としての使い方。

手で触れる、ってのは、ある意味ソフトがうまく揃ってくると新しい「文具」として使えるのかな、って思っています。
デジタル時代の文具。いや、文道具。

だから、iPadを視る道具、とか、コンテンツを受けるだけの時代へ誘うとか思っているだけだと、視野が狭い人がおおいなーて思うんですよね。