VAIO2章とAppleの向かう道

コンピュータを考える

ふと思ったのですが、CLIEの2005年休日定義ファイルって、今年はSONYちゃん配布しないんですかね。
売りっぱなしで、もう何もしないんでしょうか?>CLIE

PC業界がなんとなくつまらないモードになってきているのって、PC出しているメーカが本当に何をどう便利に使って欲しいのかというテーマが見えないからなんじゃないでしょうか。
普通のMP3プレイヤーを持っている人はiPodShuffleに興味が無いというらしいですが、私は興味津々です。


あ、音楽を聞くことに対するテクノロジーではなく、音楽をどうやって選ばせているかというロジックにです。
先の日記にも書きましたがiPod Shuffle「音楽は飽きる」というテーマに真剣に取り組んだ製品で、iPodで解き放った多くの音楽が自由に聴けるようになったために・・・煩わしさが消えてしまったために手持ちの曲に対して体感的に飽きやすくなっているはず・・・へのAppleなりの答えということが見て取れます。


iPod Shuffleは、ラジオのように「曲を意図しない方向で選ばせる」という考え方に着目しています。
たしかに、英会話のMP3データと演歌とRockがごちゃごちゃになって聴かされると嫌、という人も居ると思うんですが、じゃぁ、ラジオを聞くのは嫌ですか?ということにも繋がるわけです。
その感覚で製品を見るか見ないかで大きくイメージが変わります。

季節によって選出され方が違うとか、激しい曲を続けないとかいう思考をもった選出方法を採用していることでiPodとは趣が違いますし、他のどのMP3プレイヤーとも考え方が違います。この思想が判る人と判らない人でiPod Shuffleの見え方が別れるでしょう。
(まぁ、中身がMEMORY STICKの処分先ぽい転送速度なのが気になりますが)

Appleはジョブスが戻ってきたお蔭かどうかわかりませんが、世の中で一番「PCと人」を考えているメーカーだと思います。その表現方法が馴染むか馴染まないかは人それぞれですので、私の場合はMacOS XGUIはなんとなく苦手ですが思想は好きだったりします。
iTuneしかり、KeyNoteしかり、今回の HD編集に対してもそうです。どのメーカーより真剣に「PCをどうつかわせよう」と考えていると思います。

似たようなもので、Do VAIOがあります。
私は、これについて今まであんまり書いてきませんでしたが、正直いって、クソなソフトだと考えています。

  • 今あるものを統合的に使えるようにしようという発想は普通。
  • 表現方法も適当
  • 統合的に使うことで新しいことができるわけでもない

結局、音楽はiTuneを使うよ。TVは専用機で録画するよ。写真はPictureGearStudioとかでいいよ、という形になっていくので、必要ない。
統合したのなら、それから産まれるメリットを考えてもらいたい。
今のメリットは、SONY製品がこのインターフェースで統一されはじめているってことぐらいしかメリットを感じられません。でもそれって、普通メーカーとしては当たり前のことでしょ?

DoVAIOを核にVAIO第2章を本気でしたいなら、第1章でユーザーがやってきたことを皆提供してください。

  • Navin'Youはどうなりました?
  • CLIEはどうなりました?
  • ビデオ編集やTV録画はどうなりました?
  • 個人のデータベースは便利になりましたか?
  • 携帯電話管理ソフトをバンドルしたこともありましたよね、今はどうなっていますか?
  • VAIOをみんなどう使っていましたか?

マニアックな人たちがこぞって色んな使い方をしていたはずです。それを一般のレベルで判りやすい形で統合して欲しい、それこそ2章の定義なんじゃないでしょうか。

今の2章は(typeFはようやくVAIOらしさが戻ってきましたが)デザイン改悪したし中身普通のメーカーと変わらんし、機能は突出するところないし、で、普通っぽい。

難しいことですか?
PIMをPCで使わせてもいいじゃないですか。それが→TVスケジュールとうまく連動して録画。自動で持ち出しように加工されてて転送されてるとか、PIMに入れた宴会情報に併せて最近の話題をひっぱって入れてくれるとか夢があってもいいじゃないですか。

MacOS X の時期Versionは、これらに答えが見えはじめています。オートメーションロボやガジェット達です。あっちは着実に描いた世界に近づいています。
VAIOはどこに行きたいのでしょうか?T-GOTOさん、戻ってきてちゃんと再構築すべきですよ。

VIDEOとAUDIO、ちゃんと使いやすく融合されてないじゃん、このPC。