PCの可能性

PCの可能性


2005年とうことで、PCというものがどういう方向に化けるべきなのか、を考えてみました。
しかしながら、結果として浮かび上がるのは今までと同じで、

  1. 年賀状/カードの作成
  2. 社内報/ポスター/DTP
  3. 文書作成/編集
  4. 音楽鑑賞/編集/DTM
  5. ビデオ鑑賞/編集/TV録画/DTV
  6. 住所録/データベース
  7. 計算処理/記録作業
  8. 写真整理/加工/イラスト作成
  9. インターネット閲覧/検索/情報収集
  10. 辞書/翻訳/辞典
  11. メール/TV電話/会議/掲示
  12. 地図/GPS
  13. ゲーム/講習
  14. 自分化
というジャンルになってしまうものを、「うまく連携してくれるモノ」という答えしかでませんでした。
逆に言うと、これらが本来スムーズに連携できる「秘書」こそがPCに求められている機能じゃないでしょうか。
これらは、CLIEに求めていたことですが、そのままそっくりPCへの需要でもあると考えられます。

例を出してみましょう。

今度の週末の予定は・・・仕事か。じゃぁ7時の呑み予定に間に合うかな、行き先はどこだっけか。
(ここまでで、スケジューラ、住所録、GPS&地図、乗り換え情報)
そうか、あの店はこういうところだっけか。そういえばその時間にやっていたTVも見たかったな。
(ポスター、情報収集、写真、掲示板、TV録画)
合った時に渡す資料が有ったんだっけか、作っておかねば。
(計算処理、文書作成、辞書)
まだ時間があるから、ちょっと時間を・・・
(音楽、ビデオ鑑賞、メール、ゲーム、講習、インターネット閲覧等・・・)

という感じです。必要なのは「秘書化」で、技術はそれらをBlackBox化して連動してくれる技術です。

今のPCは、それっぽいことはできるようだけど、本当にそこまでできているのでしょうか。
地図ナビにしても、辞書にしても、データベースにしても、本当にどこまで連携が出来ているのでしょうか。

最近、ソフト売り場に顔を出しても面白く有りません。
もっと、大枠としての、ソフトごとの連動が必要なんではないでしょうか。
CLIE、というかPalmOSに期待していたのは、そこでした。しかし、それをうまく実現できないソフトが多かった。
それはCLIEがPIMを軸にしてソフトを積み上げなかった失敗にあると考えています。

ザウルスが面白い、これいいよ、と人に勧められないのも同じことです。1つ1つの機能はしっかりしていても、うまく連動していない。
Appleコンピュータが描いたナレッジナビゲーターやNewtonの思想は、2004でも実現していなかったのです。

2005年は、そこを発展させてもらえると、コンピュータ業界が面白くなるのでは、と思っています。
期待しております。それなりに(笑)