む、大体の仕組みがわかってきたところで、PCやCLIEとの連携を考えてみたいと思います。


右の画像は、SO505iで「iShot(S)サイズ」で撮影したDVDのパッケージをCLIE Viewerで確認しそこからPhotoEditorを起動し、ペンで「ANIMATRIX」とか「byCLIE」とかを書き込んで保存(オリジナルは残る)、それをSO505iに戻し「画面を縦に切替えて」iShot(S)送信を利用して、PCのメールアドレスに送ったものです。



MEMORY STICK Duoとはいえ、アダプタを介せば同じメディア扱いなわけですから メガピクセルサイズでも同じ(ような)ことができます。但し、iShotで送れるのはあくまでも「Sサイズのみ」・・・と思ったら、あれま、「Lサイズ」でもできそう。

う〓ん、実は調べている段階でCLIEから戻した画像がどうやってもSサイズしかメニューで選べなかったんで、Sしかダメなのか、と思っていたのですが、そうではないようです。

問題は、勘違いしたってところで、一見すると分かりにくい問題が潜んでいます。そこで今回は前回の悩みで得た教訓をもとに、マニュアルをじっくり読んで見ることにしました。


・・・が、結果、何も書いてありません。不必要な部分(お年寄りや初めての人には必要かもしれませんが)「ある程度携帯を利用してる人が見て触れば判断できるような部分をこと細かく説明する無駄マニュアル」だったわけで、これはもう
昔からの典型的な日本のマニュアルです。



こういうマニュアルは要らねえって、思います。しかも作る側もこれを用意するのが面倒なの解ってるでしょうに。もっとQ&A形式にして表とか一覧形式などと「すっきり」シンプルにしちゃっていいと思います。んで、実際に触ってみて解らない人向けに海外の携帯キャリアSHOPみたいな「操作トレーナー」を配置してSHOPの人間が直接その人に教えてあげればいいと思います。

んでもって、商品には仕様など重要な部分をちゃんと記載する。たとえばFLASHのサイズや仕様、GIFが20KBまでなことや、
待ち受け画面に設定できる画像のファイルサイズとか、iShotで利用できるファイルのサイズと「限界」とか。


そうです。話を戻しますが、CLIEなどで編集した画像の問題はここにあります。


SO505iで撮影したときのファイルサイズ。これはメーカーが試行錯誤した末、画質とファイルサイズの調整にもっとも苦労したところでしょう。各メーカーは、決められたiShotのサイズにちゃんと収まるように撮影したデータをJPEG圧縮するアルゴリズムを持っています。

FUJIのハニカム液晶を採用したD505iも100万画素にしなかった理由はこの辺も絡んでいたのかもしれません。100万画素の携帯を出しても今のiShotでは100万画素を送れないどころか、50KBを越える写真すら送れない仕様ないのですネ。


つまり、その小さなサイズで送れるように工夫したJPEG圧縮データも、CLIEのPhotoEditorで編集してしまうと「ただの圧縮効率の悪いJPEG画像」になっちゃうわけです。それはより大きなiShot(L)サイズほど編集前より増加しているんです


そうなると、iShotで送れるファイルサイズを越えちゃうようです。実際に詳しく調査していないのですが、Lサイズで40KBか50KBを越えると送れないみたい)。



もっとも、大きな画像〓特にメガピクセルサイズならCLIEで編集した後はそのままCLIE上のMailソフトで送った方が便利でしょう。AirH”に代表される定額制PHS利用していれば、お金もかからないで済みますし(iShotの送信はパケット代金ではなく通話料ですが)。

結果・・・、いわずもがな、なんですが、敢えて言うなら「SO505iの画像を別な端末で編集してSO505iに戻してiShot送信することは無理ではないが、意味がないし面倒くさい」ということになります。


<ということで、3日使っての感想:>

  • iShotは本当に便利に使えるか、かなり疑問。すくなくても携帯電話としてみた場合「メガピクセル」なことによる恩恵はまったく無い(やっぱりデジカメくっつけただけ)。
  • 日本のマニュアルに対する考え方をそろそろ改めたほうがよいと思った。