最近、更新が停滞しがちになってきていますが、年末なのでご勘弁を。土日も仕事しております。



実はCLIEの発売前から、モバイルリンクの形をずっと悩んでいましたが、ようやくPDA版として新しい形を提供できるようになりました。PDA版は、1997年に初めて世の中に「厳選モバイルリンク」を公開し、その後ドメインを取得したときに置いたURLと同じ http://www.treasure-ways.com/koby/Markz.html を使いました。このURLは、私のサイトの中で、数多くのサイトや雑誌に掲載されたURLです。

本家のモバイルリンクは、今年の5月に「はりきって」PC向けとして作りなおし、データベース&高機能化したものの、そのアクセス速度は MacOS XIE でなぜか無茶苦茶表示が遅く、さらに PDA〓自分のCLIE NXでは大きすぎて表示しきれないという問題を抱えていました。

でもって、やっぱりISDNではダメなのか、誰かがアクセスしているとモバイルリンクを普通にPHSでアクセスするのも辛い状況なのが見えてきて、このままではヤバイと考えていました。早い段階でCLIE用にモバイルリンクを見直したい・・・と。


本来ならば、モバイルリンクは半年に一度の見直しなので10月のメンテの次は来春という予定だったんですが、急遽年内にてこを入れようということにしました。


現在のプランとして、PC版(WinでSRX等からアクセスし、1画面である程度の情報を得られる)と、PDA版(原点回帰〓余計な情報なしにシンプルに素早くアクセス)の2つを作ろうと考えました。

PC版に関しては、悩むことはそれほど無かったのですが、問題はPDA版でした。CLIENetFrontというWebブラウザJavaScriptとフレームに対応してくれたお蔭でなんとか方向性がまとまりましたが、やはり悩んでいることがあります。

みんなのサイトのデザインが外出さきから参照しにくくなっている、ということです。cgi型の日記+ホームページ(TOPデザイン)や、フレームデザイン廃止のための「転送量の増加」、画像/FLASHの多用、こういうった奇麗に見せるための技術が、PDAでは逆にアダになってしまっていて、いつまでたっても肝心の部分が表示されないという事態に陥っています。とくに Index.html に代表されるTOPページ(本来はこれをホームページというんだけど)に画像べたべた、余計なリンクべたべた、バナーべたべた、おまけにアンケートまで・・・。

32KのPHSってのは、ISDNの半分のスピードで、ADSLでアクセスしている人には嘘みたいに遅いスピードです。この速度の世界では、FLASHどころか、アニメーションのGIFファイルを置いただけで苦しいのです。



また、転送スピード速い=フレーム対応ブラウザ/遅い=フレーム無しブラウザ、の方向性でまとまっていたはずの2面性のサイトデザインが、フレームなしで全部これで見てよ、の方向性になってしまった。

これは良くも悪くもあるので何ともいえないけど、すくなくてもモバイラーの敵であるのは確かです。




少ないデータ量を狙って、いくら手打ちで余計なHTMLタグを入力しないようにモバイルリンクを作り上げても、飛ぶ先には巨大なページが待っているのです・・・これではどうしようもない。

おおかたのマスメディアのページやcgi型の総合デザインのページは、私の嫌いな「左側メニュー」の構造を取っているので更に始末が悪い(とはいえ、私も前に右メニューが触りにくいといわれたことがあって、全体的に左メニューにしているのですが・・・ただしログ表示のときはかたくなに右にしていたり^^; 一応、左メニューを採用しているのはフォルダ階層に似た構造を取るページだけなんですが・・・ほとんどじゃん(汗))。

私の CLIEの ブラウザソフト、NetFrontは大抵のページで自分では見ることもクリックすることも無い余計な「左メニューにある」情報を読み込むうちに、「大きすぎて読み込めません」と表示し、読み込みを断念してしまいます・・・あぁ(涙)。


左側部分や、てっぺんにバナーや画像をたんまりつかっちゃうのが良しという風潮に異議を唱える人が少なかったので(私もさして運動してなかったし、自分も信念折れて辞めちゃったし^^;)、もう、本文まで読み込めないでデータ量オーバー。そんなページばかりをCLIEで一生懸命開こうと努力する自分が馬鹿馬鹿しくなってきました。自分のところ、やっぱり右メニューに全部しよう・・・。あぁ〓。


そうそう、CLIEに搭載しているNetFrontは、文字だけで表現していけばかなりのページが閲覧できが、それでも20Kぐらいで読み込めないというアラートになります。新しいモバイルリンクのメーカーリストのページがギリギリ閲覧できる範囲で作成したので参考にしてほしいかな。


もっとも、NetFtontはフレーム分割しているときには分割した全体も含めてのデータサイズのトータルでどうか、みたいに感じるので一概に何Kbyteでいっぱいになるか定かではないんですが・・・。

フレーム構造を今でも採用してくれている人のページは助かります。重要な場所へリンクがしやすい。


にしても、この自分の厳選モバイルリンク、非常に腹が立ってきました。自分自身で(笑)



何がっていうと、5月から半年、この短い時間でよくもまぁ、リンク切れ(消滅多い)になってしまうこと。それも企業のページが。そして、もうリンクが多くなりすぎて「厳選」と呼べなくなってしまったこと。


まぁ、私も気に入ったページをどんどんと追加し、飛ばす先を本来のTOPページではなくダイレクトに指定していましたから、切れても当前といえば当前なんですが、移動ではなくてコンテンツそのものが無くなることが結構ある。

これが悩みで腹が立つ原因。

当初期待していてリンクしていたiモード用ページなんかは、有料ページとして料金の徴収指定できるようにiモード端末から出ないとアクセスできないような仕組みを採用されまくっているので、一般のブラウザから見ようにも見られない。

だから、リンク貼ろうにも貼れなくなってしまったり・・・。



私なんか、使われなくなったであろうザウルス時代のモバイルリンクのページのURL、1997年から今日までずっと消してなくて、やっと今日、そのURLを新しいPDA版のURLとして配置しなおしたばかりっていうぐらいなのに。

(ボヤきと掲示板以外の)ログだって、ちゃんと残してきましたし・・・。




個人のサイトは別に良いのですが、企業側も、もっと「見栄え」だけを優先しないでPDAや携帯電話などからアクセスされるときのことも考えてほしいと思います。そしてコンテンツを消さないように・・・。

また、作る際にも画像に頼りすぎているとモバイルアクセスが辛いだけでなく、サーチエンジンにも引っかからないと思うのであまり良いことないと思うのですが、いかがなものでしょうか。

まぁ、それはともかく、やっぱり、一番は ADSLの早さにマヒしないよう、まだまだモバイル端末でのサイトチェックとかもしておいてもらいたいです。とくに情報を検索できるデータベースを持っているサイトはPDA等のモバイル専用ページを設けてくれてもいいと思うんです。

後、PDA用の入り口があって、そこからアクセスするとページ制御やデータ量を考えたレイアウトで表示されたりとか。そういうの理想ですよね。味の素のホームページなんか、ASP処理しているのはいいけどCLIEでレシピ集にアクセスしたら表示されないでタイムアウト。恐らくJavascriptの多用が原因だと思うんだけどASPで内部的にプログラム処理してるならブラウザのJavascriptに頼る部分を控えるとかしてくれれば良いのに・・・。


ああ、入り口と言えば、PDAを出しているメーカーに限って、そういう入り口が無かったり。もう、本末転倒じゃないのかなぁ?デザインも大切だけど中身がちゃんと使いやすい方がもっと大切ってこと、MacOS X が教えてくれたと思うんだけどなぁ。Macでホームページのデザインをしている人はそのことに気がついていないのかなぁ。



(と、ボヤ斬ってみました。新しいPDA版のモバイルリンク、なにかありましたらメール等よろしく・・・)



P.S.

CLIE NX で インターネットに簡単に繋がるようになって、PalmOSの欠点がかなり消えてきました。後はハイレゾ等ソフトの開発のしにくさと、標準ソフトが進化しない怠慢さが無くなってくれればいい感じなんですけどねえ・・・。PalmOS5になっても日をまたげない予定表とかフォント指定やTEXTが閲覧できないメモ帳なんて不便じゃないですか。

フリーソフトで便利なのって、すぐにシェアウェアになっちゃうから標準でなんとかしてほしいですよ、ほんと。



P.S. もういっちょ

え?エニックスとスクェアが合併?まじで?うあ〓