MacBookとOSX。それは新時代の幕開け

ものすごく久しぶりのblogを書いています。

しかも、久しぶりのMacOSX。テンションが上がっています。
このMacBook 12(2015)、いいですね。

bootcampしても普通に使えるし、重い作業は無理だけど軽くてスタミナ長持ち。
実に使いやすい。

こんなNetBookぽいMacBookがどうやらバックオーダー2ヶ月以上の待ち状態で、爆売れしているとのこと。
品薄商売的な感じもするので、ほんとかな?って思うんですけど、使えばわかる、コレ、いいです。

何がいいのか?

(1)価格は高い
(2)割と傷がつく(特に光らなくなったリンゴ)
(3)薄く浅いキーストローク
(4)それほど速さを感じないスピード
(5)USBが1つ、しかも新規格で電源と兼ねている

こんなマシン、どうして売れると思うのか。普通の日本人ならそう思ってしまうのも当たり前なんじゃないかな、と思う。
素直にVAIO PROとか、まぁ、速度求めるならZ、安く行くならAcerとかAsusのPCでもいいんじゃない?
タッチパネルもついてるし。Officeだって割安でつく。

もっというと、SurfacePro3とかでいいじゃん、って思う。
実際に、コレを手にする前にはSurfacePro3のi7を持っていた。

しかし、それを売っぱらって、コレが手元にある。
これが真実であり、Appleのノートの魔力だったりする。

実に長い間の成果だと思う。
まず、MacOS9からNextの技術を取り入れて完全なマルチタスクを手に入れ、その後数年は惨憺たる状態だったが、5色のiMacが忘れ去られるころには安定するOSが手に入った。
また、同時に従来までのカスタマイズがたっぷりで色々できるPCというイメージからシンプルで変なことができないPCというイメージも定着した。

その後、順当に色々な機能を積み重ね、安定して使いやすいアプリが揃う必要最低限の環境がこれを買うと揃うという家庭向けにぴったりのPCになった。
そのころには、iOSとして分離しベースが携帯電話に移った。
そこで、さらに安定する動作を求められるようになり、よりOSとはどうあるべきかが形になった。
そして、その技術がフィードバックされ、MacOSXは本当の意味で使えるOSに成長した。

また、MacOS、とりわけ「Macを使うとソフトがない」という状況も一変してきた。
その立役者はもちろんiPhoneiPadがあり、それらの普及が欠かせないのだが、Appleは地道に色々なことをしてきた。
まず、AppStoreの存在。誰でも気軽に販売できるルートを作った。それまでソフトを販売するということ
には敷居が高く、個人プログラマが販売するのにはどこかしらのソフト集約サイトに置いてホームページとかで宣伝するというスタイルしかなかった。個人の人がその集約サイトに訪れなければ、また、その集約サイトに宣伝されることがなければ埋もれて終わりだった。

今は、AppStoreに置くことで、とりあえずどんな人にも目にとまる場所に提供できるようになった。
また、無料という提供スタイルをはじめに提示、後から課金というスタイルの導入が大きい。
今までの集約サイトだと無料と有料は別ソフトでコントロールされ、別リンクになっていた。
AppStoreで「後から課金」というスタイルが始まると、個人の作品がたくさんの人に目にとまるようになってきた。

加えて、SWIFTという統合的な初めての人にも取っ掛かり的に容易な環境も提供した。
ハード面でも見逃せない進化が起こる。

Retinaの存在。これはMacの歴史の中で一つのターニングポイントではないだろうか。
もちろん、スタートはiPhoneiPadからの派生だが、この奇妙なUIの提供の仕方にポイントがある。
今までのdot by dotの考えかたからの離脱。

MacRetinaのような高解像度なモニタでも、文字やスケーリング解像度として従来のような絶対的な文字の大きさは変わらないんだけど、きめ細かさが変わるんだという奇妙な、でも、ものすごく真っ当な表現手法を取り入れた。
ディスプレイのスケーリングサイズのデフォルトが液晶の解像度とイコールではないこの不思議な表現、これが実に良い。
dotという考えかたでイコールの表現でなくなったことで、紙以上の綺麗さを手に入れつつも、文字の大きさはそのままのため、綺麗な文字で読みやすい、作業しやすい環境を手に入れた。

そして、最後にiOSである普段手にしている端末と同じような外見になるようなフラットデザインで統一し、普段使っている端末との親和性・・・今行っている作業の続きをどっちの端末でもできるようにしたり、AirDropのように難しいことを考えなくても操作法を覚えなくても簡単にファイルのやり取りができるようになった。
煩わしいケーブルの取り回しも、できるだけ排除していった。
今回のMacBook2015のUSB typeCなんかもその一環だろう。

ここに至るまで、非常に長かった。
気がつくと、Windowsの利点はEXCELPowerPointのみになった。
仕事で使う標準アプリだから、外せない。でも、それ以外ならMacでもWindowsでもさほど変わらない。
そんな時代になった。

まだ、最後の課題がある。
イントラネットでのブラウザ制限。IE7-9まででしか動かないという制限だ。
割と大きめの企業に属していると、必ずつきまとう企業内インフラ、そのブラウザベースのクライアント要件。そこには未だInternetExploler(IE)のバージョンが7-9まで、というものがつきまとう。

しかし、この制限はWindows側も首を絞めている。だから、次回のWindows10でもこれを改善する動きとなってきた。
今のWindowsでも32bitのIEと64bitのIEでは若干動きが違う。
開発ベンダーは、2016年になっている段階で色々な対応を迫られるだろう。そしてその時には、もう、MacだのWindowsだのという縛りが消えるのだろう。

MacOSの再起動、ここからが本番。
ようやく今までやってきた流れが大きくまとまろうとしてきている、そんな気がしている。
そして、その門出に出てきたのが、この新しいMacBookだ。

もうパソコンはいらないんじゃ?
という時代に再定義された新しいノート。
画面、キーボード、軽さ、ケーブルレス。
iPadじゃ物足りない人に向けた、ものすごく「一般的な家庭に必要とされる十分なPC」をきっちりまとめあげ、かつ、品の良い美しさを提供する。

スペックを持つことに優越感を見いだす人のためではなく、普段自分の使っている環境に見合うスペックで、持つことの優越感へのシフトを促すPCへの転換。

どこも似たり寄ったり。スペックなんて頭打ち。
時計がいい例。
安くても機能は十分。そこから先は何が求められるかというと「他にはない優越感」「持つこと自体が自分へのご褒美」というキーワード。
そこにいち早く気がついていち早く提供したApple
そして、最も重要なこと、これは「なぜココまで薄くしたのか」に気がつけるかどうか。
推測に過ぎないが、この薄さ=コスト削減だと考えられる。
製造コスト・マテリアルコスト・パーツ設計コスト・バリエーションによるコスト。コネクタ周りのパテント、部品点数抑制。これらを実にうまく抑えている。
低く抑え高く売る。商売の基本にかなっている。その魅力がある商品としての究極が詰まっている。

流石だ。ここまでやられると、日本は、もう追いつけないだろう。

唯一残されているのは、VAIO ZやVAIO CANVASのような特殊ニーズに合わせたPC。
でも、それは、非常に少ないパイでの奪い合いとなるだろう。

もし、まだ到達できていないおのがあるとしたら、それは企業のペーパレス会議を促進できる何かだろう。
A3サイズで紙のように薄く軽く、Retina並みの綺麗さ読みやすさを持ち、かつ、データを持ち歩けないシンクライアント構造なタブレット。かつ、稟議の通しやすい5〜10万程度の端末。

おそらく、最初にサービスも込み(TV会議や遠隔資料閲覧等)で広められたところがコレを握ることができる。大量に売れるPCなんて、こんな特需以外、どこにもない時代に突入したようだ。

あと食い散らかされる場所はどこだろう?
TV?カーナビ?街角や家の中でのインフォメーション?
時計は喰われた。

あと、人が「見ている」ものはなんだろう。
次はそこだ。

再生と最新

こんにちわ。

コッチのblogはずいぶんと間が空くようになってしまいました。

さて、今、WINDOWSが熱いですね。
Surface Pro3。これはいろんな意味ですごいことになってきています。

まず、Microsoftが直々に本気のタブレットを作ってきたってこと。
得意分野であり、自分のOSが一番必要とされるビジネスユーザーの気持を真摯に受け止めて本当の意味での使える機種を作ったって言うことはものすごく意味があると思います。

ICONIAやVAIO Duoなんかには任せておけない、そんなに意気込みを感じます。

また、今後の製品の最低ラインを押し上げる意味も含めて本気でテコ入れしたい、今の状況を何とかしたいという気持が見えてきています。
こういうの、好きだな。

でも、日本の企業は、というよりネットワーク管理者は冷たいです。
マネジメントソフトのアップデートにお金をかけたくない。
タッチなんてサポートするのめんどくさい。
自由に持ち運ばれると面倒、基幹システムの検証がめんどくさい。
そんな気持でいっぱいなんじゃないでしょうか。

ウチの会社の担当もWin9まで新しいのは入れない、みたいなことを話してました。鬼が笑うような話です。
そこまで技術革新の波を受け入れないつもりですか、あなたは、って感じ。

そう、Surface3によって、ようやく日本の停滞していたPCの業界は動き出します。
iPhoneiPadでイイじゃん的なムードでパソコンそのものの需要は一時停滞してきていました。

でも、ビジネスの現場では、やっぱりExcelPowerPointが必要で、私自身も不可欠な仕事をしています。
会社の中の見る端末はiPadとかが浸透してきていますが、結局作るのはWindowsが必要なんですよね。
しかも作る側は膨大な裏付け資料を用意して、タブレットで見るための簡素な資料を作るという前よりも手が抜けない状態になってきていたりします。

そんな時、作る側もタブレットで見れる、という環境もあり、最後はiPadではなくSurfaceのような変換も何もいらない端末になってくれるとどんなに嬉しいことか。だから 本当はiPad ではなくSurfaceで広まって欲しい気持ちが根底にあるはずなんです。

基幹システムだって、そのWindowsがそのまま端末で動けるマシンで使えればいいわけで、上層から現場まで同じ環境で統一もできので本当はそうしたかったはずです。

そういう意味で、ipadなどに頼らないで構築できる、本当の意味での使えるWindowsタブレットっていうのはイノベーションを起こす力があります。

誰もが使いやすく、でも既存の知恵や経験を活かせる、そんな世界が近くにあります。
そういったものが近くに迫ってきているのに日本の管理者は二の足を踏んでいるんです。この間iPadiPhoneに対応したと思ったら、今度は本家か、みたいな感じでめんどくさがっています。

気持はわかります。でも、ここでついて行けるかどうかが企業の分かれ目でしょう。古臭いままの仕組みを今一新出来ないと、その会社はずっとレガシーなものを引きずり時代について行けないでしょう。



***

さて、もうすぐソニーから切り離れたVAIOが一つの会社になって登場します。
それはつまりVAIOそのものが、SONYから親離れすると同時にMicrosoftSurfaceと競い合うということも意味します。
キバを向いて欲しいな、イイよな、手にして見たいよな、と思うものが出てきて欲しいです。
そうこないと、VAIOも地に落ちたな、という印象に繋がってしまいます。

幸いなことに、Surface Pro3はWindows7 へのダウングレードが出来ないモデルとして生まれてきました。
新生VAIOが今の企業の二の足を踏んでWin7で続けたいと思っている管理者にも喜ばれる仕様の新機種を出してきたら、Surface3のように新しい時代の一端を担えるものがWin7対応でバリエーションをもって登場したら、今度は企業へのVAIOブームが来るやもしれません。

コンシューマーへのアピールより、本来強いBの分野でのWindowsを強化していくことが大切です。

このままでは、開発の敷居が高い、と思われていたMacOSXiPhoneと同じソフトを同時に作れるSWIFTという新しい時代のBASICとなりうる開発言語環境を作り出したきている脅威に負けてしまうからです。

作りやすくて売りやすくて開発環境を用意に構築できる方向に誰もがシフトしたいと思うのが当然です。
MacOSX環境は使いやすくても「ソフトがない」というデメリットを抱えていました。
iPhoneというソフトを作れば儲かるという市場が出来てしまった今、作っても売れないWindowsソフトよりも手を出したい開発はたくさんいるはずです。

Windows陣営側がビジネスに強い今のウチに新しいタブレット時代の地位もビジネス分野だけにおいてもそのシェアを維持出来ないと、結局ビジネスでもMacOSXにしちゃえばイイじゃん的な方向になりかねません。

頭を柔らかく、上層部はiPadでも会議はSurfaceでも、文字を書いたり営業はMacBookAirであっても、財務的な部署はEXCELであっても、経営企画や商品企画はPowerPointであっても、印刷広報はMacOSXベースのPDFやIllustratorの資料であっても、とにかく分け隔てなく管理でき、MacもWinもどっちも統括できる企業に育っていかないと・・・そう対応できる頭の柔らかい管理者チームが育たないと、これからの企業のITは一変しそうです。
つまり、出遅れるかそうでないかで物凄い差ができそうです。

同じ時間、これからオリンピックまでの数年、簡単で効率の良い新しい仕組みで過ごした数年、コリコリに硬い古い時代遅れで効率の悪いやり方で進んだ数年、時間があればあるほどその差は離れていくでしょう。
Googleを大人になってしった世代がGoogleを物心着いた時から使って社会人となった人の差は大きいです。

古い人は、自分の脳にストレージがあります。例えて言うならBlueRayが記憶媒体で、そのBlueRayを何枚も(人の量で)カバーして知識を膨らませます。

新しい時代の人たちの記憶媒体クラウド上にある大型施設の大容量でTBというサイズさえもわからないほど大きな無限ストレージが「共有」されている状態で既にあります。

いつもBlurRayの中にある知識で考えていた人とは発想も物の見方も違いますし、溜め込むことが頭が良い、ではなく、点在する情報を如何に結び付けられるか、が頭の良い時代に変わります。

そういう人たちを受け入れられる土壌、これからはそういう人たちが会社の中心になる、ということを今の日本の管理者が理解しなければなりません。

Win8.1が基幹システムで動くか動かないかなんて狭い範囲での判断や考えに縛られていると、新しい人たちはそんな基幹システム要らないじゃん、他に似たようなことができるものあるし、っていう的な発想の人達に「システム不要、その管理者も不要」という判断を下されるかもしれません。

私達は、そろそろ、凝り固まった規定概念を捨て、古いシステムの縛りも捨て、中庸の世界から親離れしなければならない時期に来ているのかもしれません。

そうなりましょう。

日本の技術はスゴい

こんにちわ

また時間があきました。
まぁ、http://pentaxq.ldblog.jp/lite/ にて、カメラBlogを毎日更新していたってのもあります。


ところで、そのカメラなんですけど、日本て恐ろしい。
PentaxQシリーズの最高点であるQ7ってやつが7月に登場して、最小のミラーレス一眼の座を確保、これは楽しいなって思っていたのですが、そのころ他のメーカーはやれフルサイズ一眼レフだの、やれm4/3のミラーレスで高機能(しかし重い)だの、と今までの「本格的なカメラ」路線を突っ走っていたわけです。

どっちかっていうと、Pentax Qのような「コンパクトデジカメをレンズ交換式にしちゃおう」的な発想は置き去りのように感じられるほどの「本格的なカメラがいいんだぜ」路線でした。

この秋のラインナップをみてみると、これが全て覆されていくようなイメージになっています。









SONY α7といい、Panasonic GM1といい、噂のオリンパスStylus1、それから前から発表済の富士の防水版XM-1、Nikon1と、気がつけばフルサイズなセンサーのミラーレス一眼(それもコンパクト)な製品がずらり。

フルサイズのα7なんか、ついにここまできたか!っていう感じだし、m4/3のレンズは大きいから無理だろうって思ってたけど無理矢理な感じで各社が作ってきましたね。

しかも、PentaxQで実現出来ていない「チルトできる液晶」「WiFi連携」を実現しているものが多くあります。中にはQシリーズのお家芸であった「世界最小」まで奪われてたり、PENTAXお家芸である「防塵防滴」ライクな商品まであります。

まぁ、そりゃぁ、コンパクトデジカメの終焉がスマフォの登場でやって来てしまいましたからね、その矛先が変わっても仕方ないのでしょう。ましてそこにQシリーズという人気のあるものが独走していたわけだし。

でも、なんというか、Qの最高点である私のQ7が出て、その後たった3ヶ月で「Q7」のほとんどを奪われてしまった(笑)
奪われていないのはカラーオーダーと気持ちよく遊べる操作感です。

カラーオーダーもマグネシウムボディで出せよ、みたいな声が強く出ていたり・・・。いや、私はプラで軽くていいと思っていますけどね、今時のカメラは数年で買い替えですから、色が選べる方が楽しいですし。
そういう意味で、新製品がどんどんでても、PENTAXの操作感の方が一番自分に合っているって体で覚えちゃったので当面このままだと思います。

でも、フルサイズのミラーレスが出始めてくるとなると、ちょっと話は変わってきますね。
そもそも私の中では「レンズは資産」という想いが強くあります。

どこのメーカーのマウントを揃えていくか、っていうのが交換式レンズを保有していく際に一番キーとなっていくと思っています。買いやすさ種類の豊富さでいうとキヤノンNIKON、そのへんになってくるのではないかと思うんですけど、個人的には古い時代のKマウントが世界規模で転がっているので好きなんですよね(M42も含め)。

まぁ、昔、初めてフィルム時代に手を出したレンズがKマウントなPENTAX Z1だったっていうのもあります。
そのときのキットレンズはカメラもろとも残っていませんが、でも、なんというかKマウントは好きなんですよね。
そこに橋渡しのあるQマウント、この2路線が一番ベストだと思っていました。いままでは。


ところがですよ。
フルサイズのミラーレス一眼の登場で、それが一変してしまうと感じています。

現在、PENTAX Q用に出ている色んなメーカー向けのレンズマウント変換アダプターは、数多い状態。つまり、ミラーレス一眼はそのフランジバック(センサーとレンズの距離)の短さが相まって、色んなメーカーのレンズを装着しやすいカメラだったりします。
もちろん格好はよろしくなく一体感は消えます。けれど、どのメーカーのレンズも扱えるっていうのは非常に大きいんです。
昔のツァイスの フレクトゴンも使える。ライカのレンズも使える。キヤノンのレンズも使える、もちろんペンタのLimitedレンズや★レンズも使える、これって素晴らしいことで、フィルム時代何十年も前のレンズが選びたい放題で使えるようになるって素晴らしいことだと思います。

今まではセンサーサイズも小さかったので何付けても「望遠」扱いになってしまう枷がありました。
Q7を使っていて、哀しいのはそのフルサイズ用の昔のレンズを使うと焦点距離が4.6倍の望遠レンズ扱いになってしまう部分でした。
しかし、フルサイズ=35mm版のフィルム時代と同じサイズっていうセンサーともなれば、この難点が消えます。
そうなると、まさにレンズは資産、しかもフィルム時代には実現出来なかった「マウンタの垣根を越えて使える」時代の到来です(100%は無理でしょうけど)。

この遊びも出来るPENTAX Qであり、コンパクトでいつも持ち歩けて軽く使いやすいっていうのがウリだったのですが、望遠の問題が消え、フルサイズなミラーレスが登場となると、もうQの使いやすい意外のアイデンティティを奪われちゃった感じがあります(笑)

レンズ内手ぶれ機能を有する他のメーカーと違い、カメラボディ内で手ぶれ機能を持つ方針のPENTAXでは、今のコンパクトな形状の路線のままではフルサイズセンサーを積みつつ、チルト液晶も搭載して今のQのサイズと同じっていうのは、もう無理なんじゃないでしょうか。
小さくすることにはSONYに勝てないと思うんです。
今のQシリーズのレンズを拡充するかどうかも良くわからない今の姿勢のままでは、正直牙城が危ういです。

そしたら、Qのレンズを増やすのはすっぱり諦めて、新しくKマウントでQのようなフルサイズミラーレス一眼を「作り直し」したらどうでしょうか。

Kマウントが使える新しいQXシリーズとかいうのを作ってみたらどうかな?って思います。Qマウントレンズはアダプタでも使えますよ、でもメインはKマウントですよ、みたいな感じで。

一回り大きくなってしまいますけど軽くてグリップ時の持ちやすさがあれば、それでいいと思います。アダプタでQレンズ付ければ「そんなには変わらない大きさ」みたいな感じで。
もちろんチルト液晶とかはあると便利です。でも、しょせん3インチのモニタなので小さく、マニュアルになってしまう古い時代のレンズを使う際には役に立ちません。だからそれで大きくなるくらいならやらないで、スパットWi-Fiで飛ばしてスマフォやタブレットでピント合わせやシャッターが切れる高機能リモコンでなんとかする路線で割り切っていいと思います。

オートなレンズは気持ちよく本体で、マニュアルはスマフォで、みたいな感じでいいんじゃないでしょうか。

いろんなメーカーが小さくて高機能を押し出して出して来たとしても、最後は①レンズ資産②使い勝って③色・デザイン④軽さ、この4つに集約しちゃうと思っています。
もちろん、大きな本格的な一眼レフは別です。あくまでもミラーレス一眼の世界だけでの話です。
でもこのうち、③デザインや色、④軽さってのは、どんどん変わっていくでしょうから、PENTAXさんには、ずっと①と②を忘れないで頑張っていってもらいたいものです。

正直、私は20代のときにフィルムカメラの重さに負けた人間なので、今後もミラーレスで軽量なものしか見向きしないでしょう。K3いいなと思っても、やっぱりレンズ数本持ち歩くこと考えたら厳しい。

だから、こそ、「負けた」と思わず、頑張って欲しいと思っています。
フィルム時代のレンズはいいものたくさん。確かにリコーになるまで色んな会社を渡っていったPENTAXだと思います。
でも、そのフィルム時代で一番Kマウントに着目していたのもリコーだったと思っています。
だからこそ、リコーが出す 「ナノ一眼ミラーレス」は、Kマウント資産を活かせる形であるべきだと思います。

って、期待し過ぎですかね。

カメラblog

こんにちわ。

こちらでは、もう年に数回のペースでの書き込みになっていましたが、最近とあることを初めています。
それは自分が所有したカメラに関するblogです。

過去にインストール馬鹿の日記とか、ガジェット・・主にCLIEとかモバイル系、デジカメ系の日記というかワンポイント備忘録をやっていたのですが、今はここの「ぼやき」だけになっていました。
ここ数年、ずっと(笑)

そこに至る経緯は色々ありました。

  • 結婚もし、住む場所が変わった当時にネットワーク環境が高価であまりにも良くなかったこと
  • 世の中が blog というスタイルに変わっていき「自分のホームページ」というものを持たない風潮になっていったこと
  • CSS、高度なHTML等の見栄えの良いWEB制作が必要となり手軽さが薄れ時間を要するようになったこと
  • ついでに職のスタイルも代わり定期的な時間を確保したりするのが難しくなったり通勤時間が増えたりしたこと
  • そもそもパソコンそのものへの興味が失せたこと(飽和状態とセキュリティ絡みで仕事を家に持ち帰れなくなった)

そういったことが重なり、Treasure-Waysは閉める方向となりました。そして、その一部の躯だけを残しココで「自分の気持ちが消えないように」という点だけでずっと置いておきました。
(まぁ1996年にスタートしたモバイルリンク集とアンテナの考え方の延長で使っていたのもあります)


前置きが長くなりました。いけませんね、このクセは直っていません。

さて、先月の7月の6日のことですが、デジタルカメラを新調しました。
今回は電池の問題とかでもなく、なんというか2年前に買ったソニーWX10は現役そのままで、買い増しという形です。

買ったのは PENTAX Q7。
レンズを交換できるコンパクトデジタルカメラっていう感じの製品です。一応 デジタル一眼ですが、さほど高機能ではありません。今時の機能を有していません。例えばGPSとかバリアングル液晶とかiPhoneとの連携・Wi-Fiとか、iPadからのシャッター切りとか、そういうの全くありません。

でも、2つ言えることがあります。一つは自分の中のクリエイティブな分を刺激したりという意味ではない意味でのPhotoShopが要らなくなる、ということです。
それは誰しもが思っているかどうかは判りませんが、現像屋にもっていくと、あれ?撮った時と色のイメージが違う、ってことだったり、デジカメだったら見ていた景色とちょっと色が違う、とかだったり、もうちょっと彩度あげて記録したかったなあ、といったことだったりするところ。
合成して実現しない写真や絵を作るのではなく、ありのままでちょっとだけ工夫して絵を残す、そんなことができるデジカメです。
もちろん、往年の銘レンズを使えばもの凄く奇麗な絵も撮れたりします。
そんなさりげなさと軽さが魅力です。
たぶん、手軽さと簡単な明るくて奇麗な絵を撮るのには今までのSONY WX10を継続しても問題ないくらい、WXの方が性能は良いです。
しかし、使いにくいんですよね SONYのUIって。プレステ部門はいいんですが、他の部門のUIってひどい。でも、これ、CLIEのころから、いや、ずっと昔からそうでしたから、もうどうしようもないです。
つまり2つ目は「手軽に使える」ってことです。一眼初心者はここから初めてみるのをお勧めします。
あ、でも、初心者はいきなり10万超えのコンプリートキットを買うのはオススメしませんよ。
確かに良いと思いますけど、せっかく初めて買う一眼カメラなら「色を選んだり」「必要最低限から初めてステップアップする」ことを重視してください。例え親切な店員さんが薦めても、自分に不安があるならダブルズームレンズキットどまりにすべきです。これなら本体の色を選べます。コンプリートは黒一色でつまらないですよ。

レンズだって、一度に7種類も手に入れてはいけません。標準ズームと06番だけで十分。余力があれば03番を追加するだけで良いのです。無駄に買う必要はありません。楽しくなってきたら目が覚めると複数のレンズを手にしているようになります(笑)
だから、楽しくなるまではお手軽程度にとどめるべきです。

って・・・・あっちのblogではあんまり書いていなかったこともちょっと書いてしまいました。
正直いいますと、個人的にマイクロフォーサーズのカメラを買うのはやめるべき。2年後はフルサイズセンサー以上のデジタル一眼が主流になるでしょう。そのときレンズ資産が活きないかもしれません。
でも、くそ重い今のデジタル一眼を買う必要も無いと思います。200gと軽い、このQ7はオススメです。

 * * *

ん?そのblogはどこだって?

まぁ、そのうち判るでしょう(笑)
直接リンクはしません。

あっちの日記の節々に出てくるYouTubeの動画の最後には、うちのSTUDIO TreasureForestのロゴが入っていますし、私の昔からのハンドルネーム・・・ドラクエ1を初めた時に「濁点付きで4文字」の制約から生まれた北斗の拳の擬音から付けた名前を冠したスナップ写真中心にした奴です。

今しばらくは、集中的にあっちの写真系blogにて頑張ってみます。
多分、年末前には本業が忙しくなるので、日々更新ができるのはおそらく秋ぐらいまでかな?と思います。

どこかで検索にヒットして、あ、これは、と思った方、そちらでも何とぞよろしくお願いいたします。

では、また。

ios in the car の指すもの

いやぁ、まったくもって日があいてますなぁ、Blogとは名ばかりの長文ツイートになりつつあります。

お元気ですか。
最近、土日にお出かけするようになって前よりもますます日本の車載ナビに嘆いているところです。
何がって、ずいぶん前にも話したような気がしますが、去年4月に納車され1年たったAQUAちゃんに搭載したSDナビですよ。

前の車はX-TRAILでして、11年乗って乗り換えたわけですけどね、当時30万弱のナビをつけたわけです。ECLIPSEの。
それはそれは当時満足でしたわ。
でもね、あれから10年たって、10万超えるナビを純正でつけたらどうでしょ、もう、もっさり感がぬぐえないし、
DVD→SDへのチェンジもしているのに何もかもが遅いわけ。今で10万クラスって当時の20万クラスと金額のクラス的には
大差ないと思うわけですよ、既に2万でそこそこエントリーがある時代ですし、スマフォにしておけば年間数千円でしょ。
ナビエリートとか使っているほうがピンチインアウトできるはデータ更新するはで便利なんですよ。しかも操作感はオナジだし。

で、まぁ純正にしたのはバックするときに黄色い線だけでなくハンドルの向きに合わせた緑の線がでるから諦めてたわけ
なんですけどね、これ、純正で納車時に一緒にやっておかないと他では出来ない機能なんです。
ハンドルにあわせたガイド線って、一般では対応してくれないんだわ。純正ONLY。クソー。

ま、んで、それがとにかくスクロール遅い、検索遅い、ボタンのレスポンス遅いでイライラ度マックスなわけ。
10年前の2倍の遅さって感じ。10年経って退化したの使わなきゃならんなんて、あーもー・・・。


で、CyberNaviとかがやたらHUD・・・フロントガラスに→とか出しちゃう先進性のアピールするから欲しくなって調べると
あらまぁ、今使っているSDナビ以上の遅さだったとさ・・・。トホホ

なんですか、日本は終わってますよ、コレ。まぁ彩速ナビとか色々選択しあるようなんですけどね、私が欲しいのは

 ・まずはiPhoneBluetooth等で音楽を飛ばせる。いちいちSDコピったりDISC焼いたりなんてやってられません。
  普段のプレイリストをそのまま使えなくては。

 ・レスポンス、特に画面の遷移にかかわる反応は早くないとダメ。さっと一時停止してサっと案内までもっていって
  くれなくては。

 ・無駄な遠回りを案内して欲しくない。ちょっと速いからといって立体のわき道を案内するとかアホの極みです。

 ・GSやコンビニの情報はサっと出してサっと消したい。以外にローカル行くと探すんですよね。カードあるから
  いつものGS行きたかったりしますし。

単純なこと、後はマップが見やすいこと。
白線外れたら案内とか、あればいいけど、あんまりいらない。
iOS系のナビは、ナビエリート以外の地図が細かすぎて運転中チラ見するのに向いていないんだよね。
で、iPadMiniなら、と思ったけど、それも・・・。

車速パルス、ビーコン、高さを認識するジャイロ、これはやっぱり車載ナビには外せないんですよ・・・とほほ。
ってことを考えるとですね、ios-in-the-car って魅力的。その辺が接続されてて、かつアプリが選べて
そんでもってテザリングで更新とか、うまくやれば家の無線範囲に入ってくれたら自動で更新してくれるとか
(曲も地図も色んなランドマーク、お気に入り地点、車の位置ログ、たとえば後はドライブレコーダ記録とかも)
iOS7では完全なマルチタスクになるってことですから、ようやく車の中に搭載しっぱなしでもいけそうな
気がしてきます。うんうん。

ところで、もう、あれですよね、WalkmanにおけるiPodガラケーにおけるiPhone。安いPCよりiPad
普通に考えると終わりです所ですね、日本の車載ナビ。そりゃ、まぁ、諦めて規模縮小しちゃうわな、確かに。
でも、ホラホラ、事前につなげておく4方のカメラを認識したり、既存のETCやビーコン制御するサード機器だったり
車に写真用のプリンタ搭載しちゃってもいいんじゃない?DINスペースあまる車なんてこれから増える訳だし。

今からなら間に合いますよーがんばってねー

何にせよ、ようやく遅れた文明に兆しが見えますね。そして日本が先行していた最後の場所、
WindowsCEベースでいつまでもしがみついていたメーカーさん、お疲れ様でした。

iPadと似て非なるもの

早いものでもう5月です。不定期更新すぎましたかね、こんにちわ。

この数ヶ月の間、Windows8SONYのTabletZを触る機会がありましたので、その話を。

まず、Windows8ですけど・・・

うん、悪くはないです。コンセプト的にまぁいい感じだと思います。後は周りの環境がいつ揃うのか、ですね。
たとえば、iOSの場合、NumbersやKeynoteなど手で触ってある程度までは「作れる」といったソフトが結構早くから登場しています。
ハードだけではなくソフトが肝心、ということをAppleは良くわかっている。

Windows8の場合、EXCELPowerPointはそこそこ対応しましたけど、メニューバーを指で押しやすくなるよう幅を広げましたっていうのが何万もするソフトであるだけ。
他のソフトやサードパーティに至ってはさっぱりな感じですよね。
というのもあるけど、もうwindowsのソフト自体を開発するのは機能飽和状態なのか手間がかかるからなのか、終わってる感たっぷり。
だから、結局モダンUIになって触りやすくなってきたとはいえ、もう、求められているものが存在していない気がします。
残念ながら、お仕事分野でしか残っていかない感じ。しかも大企業はセキュリティの関係で家にデータを持ち帰れなくなるのが当たり前になりましたし、もうタッチで触る需要ってあるんだろうか・・・。

もちろん、PCメーカーとしては、目新しさも必要なのでそういうのが無いと売っていけないってのもあります。
それはあるんだけどね、もう、家でパソコン使うのって

  • 文字を書く必要がある人
  • PhotoShopなどで写真や絵を描く人(Illustratorも含む)
  • 映像編集する人

くらいかな?家でこういう需要がなかったら、あとは買い物に使うぐらいしかないかも。

っていうと、絵を描くとか映像はMacOSでカバーできるし最近はタブレットでほとんど処理してから最後に持ってくるってこともありうるから、文字を書く人しか需要がないんじゃないだろうか。。。個人でもPC欲しい理由。
としたらEXCELPowerPointをそこそこ使えて文字を書く人が喜ぶPCならこれからもずっとやっていける可能性がありますよね。
どういうのだろう?
やっぱりA4以下で薄くて軽くて24時間位電池が持つようなものかな。筆記することも踏まえてそれを連動していく奴。
後はたまにnasneに溜まっている録画ものを見られれば良いな、って感じ。

そういう意味ではAcerのW501Dは方向的に的を得ている気がします。あれがAtomじゃなくてDTCP-IPの再生に対応していればばっちりでしたね。


次に最近iOS端末じゃ物足りなくなってきた、と思ってこの数日間集中的に触ってたものがあります。
SONYのtabletZです。良いですねぇ、コレ。日本の製品としての完成度が高い。ここ最近では一番の出来じゃないでしょうか。

防水、nasneファイルの再生、薄くて軽くてそこそこスタミナ。ばっちりです。なんか往年のCLIEの延長じゃないの?って気がしました。
今何か新しいものを求めている人にはコレでしょうね。

・・・。
いつもの私らしくないですね、これだと(笑)

そう、あくまでも日本の製品の中でトップであり、世界標準には及ばない感じです。
今のタブレットの世界標準はなんでしょう?
私はiOSが搭載されているiPadだと思っています。正直、このくらいは同列になってくれないとちょっとね?って感じです。
うんうん、機能で見れば薄く軽くてTV再生もできてRetinaぽいけど横幅の広い画面、Androidでそれっぽい。
いいじゃないですか。本当にあのCLIEを思い出します。

でもね、でもね、やっぱりiPadには敵わないんですわ、コレ。基本的なところがダメというか、なっていない、というか。
まず、指でタッチする端末なのにタッチの反応がおかしい。これはAndroid全般に言えることなのかもしれないけど、指でなでるときにボタンを押したと勘違いするとか、端っこの方でスワイプが途切れるとか、押したつもりでも押されていないとか、そもそも押したフィードバックが足りないというか。
まぁ、タッチ部分はOSにかなり依存しているのかもしれないから仕方ないとしましょう。
最近GoogleApple離れを起こし始めているので期待したGoogleMapでも起動・・・。
つ、使いにくい。長く押してもピンがドロップしない、お気に入りの登録がよくわからない、WiFiモデルだったからかどうかなのかもしれないけどGPSをいつまでも捕捉しない。
外で地図が使い物にならんでしたわ。
そしてアプリ。iOS向けに出ていた基本的なものは色々あるんだけど、なんか、ボタンの配置とか操作感がコレじゃない感じがたっぷり。
ボタンの配置とか設定項目とか、なんか、微妙なオプションばかり。かゆいところに手が届かない。
これもOSの仕業ともいえるけど「戻るボタン」でアプリまで終了してしまうのとかどうなのよ?とかってのもある。

正直、こんなOSでこんな中途半端感のスマートフォンで満足できるdocomoのユーザーって・・・。
まぁ、プリインストール以外のアプリなんか使ってないんだろうけどね。

で、とどめに、やっぱり周辺機器が少ない。クレードルですら売り切れ在庫なし次未定、みたいなのってのもある。
Andoroid端末は、本当に3Gが日本に上陸したときのiPhoneみたいな感じだから、これからかなー。
あと3年したら使えるようになるかもっていうレベル。

でも、そんな中でもTabletZは結構お勧めです。これ、防水でこの大きさで5万でしょ?お風呂にいいですよ。
お風呂でnasneの再生とかいいですよ。普通にお風呂場にTVを設置工事したら何十万じゃないですか。その点tabletZなら5〜6万、あとはマジックテープとかで壁にくっつければ出来上がりですからね。
インターネットも見られますし音楽もかけられる。nasneとセットで考えても10万かからない!
いいですよね、これ。正直、この方向で6万くらいでA3くらいのタブレット出して欲しい。もうお風呂場に特化して出して欲しい(笑)
水周りにずっと置くので故障するようなハードボタンはやめて音声で電源オンできるようなシンプルなやつで・・・。

ハードはいいんだけどね、頑張ってると思うんだ、結構こういう製品だすのって大変だと思うし。
でも、ソフト面で厳しい人が上にいないんだろうね。こんなのでもオオケエエみたいに何も判らず通しちゃうような上司がいっぱいなんだろうね。
はたまた、何も判らない役員とかが「出して資金回収しないとお前ら終わり、売れたら続編で直せ」みたいなことやって指示してるんだろうね。

第一印象が大切。初めて触ってもらうときに「この製品のここがいい」っていうのが訴求できて、そこに「穴」がないようにしておかないとダメっていうことがわかってないんだろうね。
iPhoneは指で操作する感覚が気持ちよくて、結構iPhoneのときには、ん〜っていう操作あったけどiPadのときにはほぼ完璧につぶされてて、本当に紙を触るように意図したとおりに動いたからね。
そこに機械があって言われて動いているってんじゃなく、本当に気持ちよく動いたものね。

今の日本の製品には、それがない。
もっと操作されること、操作することにフィードバックと気持ちよさを追求して欲しいものです。
機能やアプリは「あればいい」ってもんじゃない。
作っているのはゲーム世代でしょ?ハードだけじゃだめって学んで育った世代でしょ?
いい加減、CLIEのときのような、あれもこれも機能があって「やれればいい」じゃないんですよ。ちゃんと壊れずちゃんと思い通りに動き、変な動きをして不安やイライラ感をもたらさないもの作りましょうよ。


Windows8もTabletZも要らない、結局半年まってiPadMini買っちゃったよ。Retina待つつもりだったけどさ。

Windows8と今後の世界

お久しぶりです。気が付いたら年が明けてました(笑)

ここのところ、本業のことで頭いっぱいで、溜まっているビデオすら見れていない状況でした。

そんな中、Windows8のノートを手に入れてみました。
しばらくモバイルな用途が遠ざかっていたのですが、自宅から会社までも片道1時間以上ありますし、仕事で京都にもいくようになってきて、その新幹線の中でとか考えるとどうしてもOfficeの使える環境が欲しかったので…。

で、今回選んだ基準は、何よりもスタミナ。で、どうせなら手書きでもメモできるようにとタブレットが欲しかったのですが、・・・まぁ、理想はiPhoneのアプリが動くnoteなMacOSX搭載マシンがあれば、BootCamp機能でMacなのにWindowsも動ける、なんて技が出来たんですが、そんなものがあるわけないし、もし1〜3月に出てきたとしても、しばらく様子見たほうがきっと良いし、で、落ち着いたのが、これ。

Acerのiconia TAB W510D。まぁ、Atomなのでネットブックみたいなもん、っていってしまえばそれまでなんですが、一応ながらもWindowsRTではなく本物、64GBと狭いけどSSD(MicroSDスロットあるので、これに32GBとか放り込めば書類エリアは事足りる)、そして、なんといってもタブレット側で実質8時間、キーボード側にも同じものが積んであって合わせ技で16時間以上もっちゃったりするわけ。公称値ではもう2時間ぐらい多いらしいけど。

こんな魅力的なもの、今まで出てこなかったと思う。重さはまぁ、このサイズにしては重めの1.3kgぐらいなんだけど、ちょっと昔のVAIOもって歩いてるくらいだし(しかもそのときは拡張バッテリの重さだったし)、軽いといえば納得できる範囲。MacBookAirにカバーつけたみたいな(笑)

で、当然初めてのWindows8、うぁあ・・・使いにくい(笑)
特に文字とボタンのアンバランス感や、指で押せる押せないの大きさがバラバラ・・・。
昔のCLIEみたいにちっこいところをチマチマやる感覚もあってか、これ、製品としてなってないよ状態です・・・。
でも、まあ、色々頑張っている感はあります。最大の特徴はスタートボタンが全画面を使ったタイルになったってことでしょうか・・・。
これはこれで使いやすいと思いますよ。マウス動かすより画面つついた方がアプリを動かすときって早かったりしますしね。

で、これはAcerのPC全般に言えることなんだと思うんだけど、TouchPadが使いにくい。どう使いにくいっていうのかというと、
(1)ボタンの境目が無いのでボタンを押すつもりでヒューマンエラーを起こす。
(2)下手に横長でホームポジションから少しずれているため、これもヒューマンエラーを起こす。
(3)極めつけは文字入力時のタッピング自動オフ、または下部2ボタンのclickエリアを残したままのタッピングそのもののoff機能が無い
(4)極め付けにバグらしきものがあって、最新版のドライバを入れても水平方向にときどき機能しない(笑)

どうしようもない、昔のVAIOを見ているようです(笑)初期のVAIO noteもこんな感じだったなぁ・・・。懐かしい。

Synaptic製のTouchPadではないようなので、2FingerScrollも導入できないので、MacBookのような2本指ジェスチャもできません。
っていうか、Windowsタブレットで、ページ送りが2本指とかできないって、不便だよねえ、これ。
Windows版のSafari入れたら、せめてその中だけでも使えればなあ、と思ったけどそんな都合がよいわけではないし・・・。

でも、まぁ、PowerPointとかで、ピンチで拡大縮小ができるので、その点は便利。マウス使わずさくっと大きさ変えられるのはキーボードから話しても良いときには便利です。
この辺は、時間とともに良くなっていくでしょうしね、7万円で買えたわけだから中古品レベルの価格でWindows8が手に入ってOffice2013は無料で触れるしで、いい世の中だーー。
って、もう日本のメーカーじゃダメだよ、これ。うん。VAIO Duoなんか、12万になってて、それでもバッテリとか持たないし、こうタブレットと切り離して持ち歩いて580gの超軽量で使うとかもできないしね・・・。これでも8時間以上もつんだからすげえ。

縦横の自動回転もオンオフできるし、サイトみてるときはこっちで縦モードにすると快適だしで、これ、今後のノートPCの基準なんじゃないかと思おう。
こんな感じのPowerBookが10数年前にコンセプトであったような気がするよ、あれだよ、これ、うん。

早く、Appleもこんな感じの出さんかねえ・・・。そうだ、一部をiPad miniとして持ち歩けたりなんかしたら面白いかも・・・。


ってなわけで、モバイル環境も復活したし、少しはblogも頻度上がるといいかなあ、と思っています。
まだまだ多忙で毎日4〜5時間の睡眠続いていますが、まぁ、相も合わらず、今年もよろしくお願い申し上げます。

はてさて、外は雪。明日は滑りそうだなぁ・・・。